第52回
放送技術部門
受賞者
1万人の第九EXPO2025 技術チーム(毎日放送)
業績
1万人の第九EXPO2025
業績内容
大阪・関西万博の開幕イベント「1万人の第九EXPO2025」において、次世代通信網「IOWN」で約10km離れた本社と会場を結び、離れた場所から番組を作るリモート番組制作中継スタイルを実現した。大屋根リングに広がる1万人の合唱を、高度な放送技術によりズレのない「一つの音楽」として成立。また事前募集した合唱動画とオーケストラの協奏も成功させ、会場を包む1万人の歌声を全世界へと発信した。
選考理由
関西万博初日に、会場での「第九」の演奏と1万人の合唱を完全に同期させ、最新IP放送機器を用いて放送と配信を実施した挑戦的な取り組みである。具体的には、大屋根リングの横幅500mに配置した合唱団と、水辺を挟んだ位置にある佐渡裕指揮のオーケストラとの音響を完全に同期させた。さらに万博会場と毎日放送本社を、約40kmの光伝送経路による低遅延IOWNで結び、 21台のカメラ映像と64chの音声を非圧縮・低遅延で伝送する大規模リモートプロダクションシステムを実現した。
受賞のことば
合唱団の皆様に「大阪・関西万博で第九を歌ったことを、孫の代まで自慢できる最高の経験にしてほしい」――その想いこそが私たちの原動力でした。佐渡裕さんの指揮、オーケストラ、1万人の歌声、大屋根リングに広がる1万人の合唱団の壮大な映像、そして無謀とも思えるリモートプロダクション。NTTグループをはじめ多くの皆様のお力で広大な屋外空間に音楽が生まれる環境そのものを放送技術で築くことができました。この受賞を励みに心を動かす放送技術を追い求めてまいります。
田中聖二
スタッフ
田中聖二、上田一路、市川充史、岩本和也、奥川遼、石田良馬、樋口達大、大谷紗代、伊藤亮介、吉田和之、星田裕司
放送技術部門のその他の受賞
関連記事を見る
過去の受賞記録
直近の受賞記録はこちら
受賞ギャラリー過去の全受賞記録はこちら
過去の受賞データベース放送文化基金賞の新着記事
放送文化基金賞の新着記事です。
贈呈式や講評・選考記、受賞番組関連記事などをお届けします。
私たちについて
詳しく見る財団情報
詳しく見る