第52回

ドキュメンタリー部門

奨励賞

受賞者

名古屋テレビ放送

作品名

メ~テレドキュメント 風はどこから~進む軍産回帰~

あらすじ

第二次大戦中、軍需産業都市だった名古屋は空襲の標的となった。日本銀行に保管されている極秘資料からは、かつて民需企業を軍需企業に転換した戦時融資の一端が明らかになる。国内の軍需産業は、終戦で一旦は解体されたが、朝鮮戦争によって復活。現在、国は「安保三文書」などをもとに、防衛費の「対GDP比2%」への拡大と、防衛産業の基盤強化を急ぐ。自動車産業に依存してきた名古屋周辺の企業の中には、防衛産業を事業の新たな柱にしようとの動きもみられる。かつての軍都を舞台に進められる、防衛産業の拡充に焦点を当てる。

選考理由

第二次大戦中の名古屋は軍需産業の集積地であり、空襲の標的となった。現在、防衛力の強化を謳う高市政権のもと、自動車産業に依存してきた名古屋周辺の企業が軍需産業に活路を見出そうとしている。企業側が安易に武器造りに転換していく様をレポートする、実にタイムリーな報道である。

受賞のことば

「軍隊を見れば、その国が分かる」。私が番組制作の参考にしている視座のひとつです。名古屋周辺の軍需産業は第二次大戦で一旦は廃れましたが、その後の“新たな戦争”によって再生されてきました。“新たな戦争”が相次ぐ今、生活圏のすぐ近くで武器が製造されていること、国が国内の軍需産業の強化育成に大きく舵を切ったことを改めて視聴者に伝えるために制作した番組です。取材に協力してくださった皆様、番組に光を当ててくださった審査員に感謝するとともに、この受賞を励みに今後も「軍隊」の変化を見つめ伝え続けていきます。
村瀬史憲

スタッフ

ナレーション 竹田基起
題字 安藤慎也(名古屋テレビ事業)
撮影 鈴木崇義(名古屋テレビ映像)
音声 髙橋剣心(名古屋テレビ映像)
編集 世古和弘(名古屋テレビ映像)、田中博昭(名古屋テレビ映像)
音効 小林由香里(東海サウンド)
MA 犬飼小波(東海サウンド)
編成 大橋葵
制作統括 大塚敏郎
ディレクター 菅原竜太
プロデューサー 村瀬史憲

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