第52回

ドキュメンタリー部門

優秀賞

受賞者

鹿児島テレビ放送

作品名

警察官の告白ー鹿児島県警情報漏洩事件を問うー

あらすじ

“日本警察の父”と言われる初代警視総監・川路利良大警視。そのお膝元の鹿児島で異例の事態が起きた。
鹿児島県警のノンキャリアの最高ポストにいた元生活安全部長がメディアへ情報漏洩をした疑いで逮捕された。
「野川明輝本部長が警察職員の犯罪行為を隠ぺいしようとしたことが許せなかった。」
組織のトップである本部長を名指しで糾弾する。現職の巡査長もメディアに内部文書を漏洩した疑いで逮捕された。この警察官も背景に組織への不信感があった。メディアへ強制捜査が入る・・・。別々に見える2つの事件は、繋がっていた。

選考理由

発端は、鹿児島警察のノンキャリアによる内部告発だった。その後、それを報じたメディアへの圧力があり、キャリアとノンキャリアの対立、そして公益通報者はどう扱われるべきか、と問題は複雑な様相を呈した。一年に及ぶ取材での、当事者たちの生々しい告白には凄みがある。素晴らしい調査報道と評価が高かった。

受賞のことば

鹿児島県警の情報漏洩事件は、警察組織だけでなく、メディアの在り方が問われた問題でもありました。他県のジャーナリストに情報が寄せられ、発覚した今回の事件―。“私たち地元メディアは、地域の人たちに信頼されているのか”、そんな重い問いかけを突きつけられました。地元メディアの存在意義と向き合いながら、取材し、ニュース放送を重ね、このドキュメンタリーへ繋げてきました。
今回の受賞は「“地域”のために“モノ言うテレビ”でありなさい」、そんな激励を受けたと思って、これからも故郷のために伝え続けたいと思います。
四元良隆

スタッフ

プロデューサー 四元良隆
ディレクター  前田慎伍
取材 坂口輝、池田政昭
撮影 鈴木哉雄、小松将也
編集 赤井修二(フリーフォームカンパニー)
音響効果 渡辺真衣(東京サウンドプロダクション)
MA 出水菜々(東京サウンドプロダクション)、濱田豊(東京サウンドプロダクション)、佐藤瑠々(東京サウンドプロダクション)
題字 川原夢世
デザイン 松田章吾、横山彩夏
語り 山田孝之

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