地元のお客さんのため、ブリ刺し身定食やカツ丼など300円で提供する定食屋の大将。
「お客さんに喜んでもらえたら何でも良い」という理由で、うどんを無料でお土産にする店主。
引退した後も、閉店を知らずにやって来たお客さんに無料で料理をふるまうご夫婦。
料理がウマい！安い！は当たり前。お客様のために、なぜそこまでやるの？
この番組は、全国に存在する我々の想像を遥かに超えるサービスが独特でおもてなしすぎなお店を入り口に、店主の生き様まで迫る。その笑いがいつしか尊敬に変わる、新しいジャンルのヒューマングルメドキュメンタリーです。

「サービスしすぎて赤字営業を続ける店主」「引退した後も、お客さんに無料で料理を振る舞う夫婦」など、全国各地のびっくり仰天な飲食店を探し出すその取材力に舌を巻いた。よくあるグルメ番組かと思いきや、いい意味で予想を裏切られる。この番組の主役はお店や料理そのものではなく、実は店主の生き様である。合理性・効率性とはかけ離れた世界で生きる店主たちを見ていると、驚き、笑い、心配になると同時に、いつしか尊敬の念が生まれ、勇気すら湧いてくる。抱腹絶倒の笑いの裏に、人間に対する深い愛情が滲む最高のバラエティ番組である。

「お客様のために、なぜ そこまでやるの?」店主の方の胸に秘めた思いは様々です。この番組は、スタッフがお店に足しげく通い、取材としてではなく、1人の人間として店主の方と向き合い、信頼関係を築きながら1カット1カットを丁寧に紡いで描いていきました。放送後、「明日を生きる勇気と元気をもらえた」「悩んでいることがちっぽけに思えた」など、視聴者の皆様からたくさんの言葉を頂き、今後もより良い番組作りを目指す励みとなりました。このような素晴らしい賞を頂けたこと、取材させて頂いたすべてのお店の方に感謝申し上げます。
中京テレビ放送　笠井知己

プロデューサー　笠井知己、森田浩史（CTV MID ENJIN）
総合演出　加藤優一（マーナイス）、竹内　翔（CTV MID ENJIN）
出演　高田純次、ヒロミ、井森美幸、八嶋智人、宮川大輔、小峠英二、藤田ニコル、生見愛瑠、本田望結、鈴木福