第50回
放送文化部門
受賞者
『アイヌ語ラジオ講座』制作チーム（STVラジオ）
業績
ラジオ講座によるアイヌ語の理解と継承
選考理由
STVラジオは、1987年（昭和62年）10月から初心者向けのやさしい『アイヌ語ラジオ講座』を放送している。今でも北海道の地名はアイヌ語が由来となっているものが多く、数多くの言葉が残っている。19世紀から始まった同化政策により、アイヌ語の話者は年々減少、日常会話での使用者もどんどん少なくなり、アイヌ文化は衰退の危機にある。ラジオ講座を通じてアイヌ語を身近な言葉として残していきたいという思いから、30年以上ラジオ放送を続け、北海道のアイヌ文化保存の一翼を担っている。
受賞の言葉
日常会話のアイヌ語を広く伝えていく事を目的として取り組んできた当番組に、高い評価を頂戴したことに感謝いたします。
アイヌ語をはじめとするアイヌ文化の継承は、未来の北海道、そして日本の文化をより豊かに発展させるものとして、今後も取り組んでまいります。
この度は、ありがとうございました。
STVラジオ 大針三治
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