第50回

放送文化部門

受賞者

大森洋平(NHK)

業績

ドラマにおける時代考証での功績

選考理由

NHK番組制作ディレクターを経て、1999年大河ドラマ『葵徳川三代』から時代考証に従事。2008年からドラマ部所属。25年にわたり大河ドラマや連続テレビ小説、時代劇など数々のドラマにおける時代性表現のクオリティアップに貢献。歴史家など専門家からの意見も踏まえつつドラマ的に面白くなるように提言してきた。2013年に、その成果「考証要集」を刊行し、今では制作現場のバイブルとなっている。

受賞の言葉

ドラマの時代考証とは、意外にも「史実を厳密に再現すること」ではありません。登場人物がその中で自由自在に行動できる「時代の枠をきちんと作ること」なのです。
そこからはみ出て、現代の価値観で過去を裁定・断罪し、一時のカタルシスがあればそれで良しとするのではなく、「各時代の制約の中で、人々は何を望み、考え、生き抜いたか」を描くことでのみ、本当の感動は得られます。時代考証はその基本ツールです。今回の受賞でそれを確信できました。一層奮励努力致します。

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