第50回

放送文化部門

受賞者

岡山放送 情報アクセシビリティ推進部

業績

30年にわたる手話を通した「情報バリアフリー」を目指す取組み

選考理由

「情報から誰一人取り残されない社会」を目指し、30年前からろう者と手話放送を制作。様々な“岡山モデル”を生んできた。地域のろう団体と立ち上げた“OHK手話放送委員会”では、テレビ独自の手話表現を考案。協力する企業名を表示する“手話協力”では、チャリティーやボランティアに頼らない持続可能な手話放送を実現。スポーツ分野では、日本初の手話実況の実践や手話実況者を育成するアカデミーも設立。今、“岡山モデル”は、手話放送普及のモデルケースとしてだけでなく、全ての人に向けての情報伝達手段へと発展している。

受賞の言葉

受賞を機に、活動の輪が広がることを切に願います。なぜなら30年かけ構築した“岡山モデル”と呼ばれる手法は、番組制作者の精神的負担や経済的負担を取り除き、必ずや手話放送を持続可能にできると信じているからです。今活動は、手話によるスポーツ実況にまで広がっていますが、情報が届きにくい1人1人への尽力が、メディアの情報伝達のスキルとマインドを高め、結果的に“マス”なコミュニケーションへとつながります。情報から誰一人取り残されないために—できることは、まだあるはずです。
岡山放送 篠田吉央

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