第52回
ドラマ部門
奨励賞
受賞者
NHK、WOWOW
作品名
戦後80年ドラマ 八月の声を運ぶ男
あらすじ
長崎に暮らし日本全国を渡り歩いて被爆者の声を集め続けたジャーナリスト伊藤明彦の実話に基づいた、原爆によってもたらされた数奇な出会いの物語。
その生涯をかけ、1000人を超える被爆者の「声」を録音し、未来へ遺した一人のジャーナリストがいた。重い録音機材を携え日本全国を渡り歩く日々、活動を周囲から理解されない孤独の中、彼はある被爆者と出会う。その感動的な被爆者体験は彼の心を強く揺さぶり、声を遺すことへの決意を新たにさせる。しかし、その「声」は謎に満ちたものだった…。
選考理由
千人以上の被爆者の声を録音した元記者・伊藤明彦をモデルとした作品で、主演の本木雅弘と阿部サダヲの演技が光った。戦争が身近になってきた今、改めて過去の声を聞く必要が増しており、社会的に意義深い作品となった。
受賞のことば
昨年まさに制作の佳境時に、NBC長崎放送さんが永年にわたる被爆者証言の記録と放送を理由に放送文化部門の放送文化基金賞を受賞したことを知りました。その取り組みの原点となった伊藤明彦さんこそ本作の主人公のモデルです。その後の記事(“原爆の鬼”からのバトンリレー)も拝読しました。おこがましいと思いながらも私たち制作陣一同も、この伊藤さんのバトンを受け継ぐ覚悟をもって制作して参りました。その結果、このような栄えある賞を頂き、このバトンリレーの一助を担えたらとしたら、これほど嬉しいことはありません。
WOWOW 松本太一
スタッフ
原案 伊藤明彦
作 池端俊策
音楽 清水靖晃
制作統括 加茂義隆(WOWOW)、尾崎裕和(NHK)、熊野律時(NHK)
プロデューサー 松本太一(WOWOW)、(東映京都撮影所)
演出 柴田岳志
出演 本木雅弘、石橋静河、伊東蒼、木野花、国広富之、安部聡子、奥田洋平、佐野泰臣、尾野真千子、田中哲司、阿部サダヲ ほか
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