第49回

エンターテインメント部門

最優秀賞

受賞者

読売テレビ放送、中京テレビ放送

作品名

~この後どうする?密着TV~ 終わりが始まり

概要

お祭りやイベント、試合やコンサートなどなど…その日のために生活のすべて費やし、魂を燃やす人々が集う“熱狂”の瞬間…。
「そういえば…終わった後って、どうなっているんだろう?」
これまでよく目にしてきた“熱狂”までの道のりではなく、終わった後を追跡する密着ドキュメントバラエティ番組。
年間120万人の観客動員数を誇る「木下大サーカス」。公演を終えた直後の団員たちを待ち受けていたのは、本番よりも過酷な撤収作業!?
毎年ヤンチャな新成人たちで話題になる北九州市のド派手成人式。式の後、彼らがとったまさかの行動に母親は涙…。
半年間の遠洋漁業から帰って来たマグロ漁船の船員たちが、陸に上がり真っ先に向かった場所とは!?
“エビ中”ことアイドルグループ「私立恵比寿中学」のメンバー卒業ライブを取材。ライブ終了後も帰宅しないファンに隠された秘密とは…。
これまで光を当ててこなかった『その後の新事実』が浮き彫りに!

選考理由

イベントや出来事の終わった時点から取材を始める、という逆転の発想が新しい。例えばド派手な衣装で有名な北九州の成人式。その終了後に彼らに密着すると、意外にも真面目で家族想いの新成人たちの素顔が見えてくる。テレビは「ハレ」(非日常)のイベントばかり追いかけがちだが、必ずその裏側には「ケ」(日常)のリアルな人間模様が存在することに気づかされる。日常のかけがえない一瞬をカメラで捉え、人生を優しく肯定する珠玉のドキュメント・バラエティである。

受賞の言葉

この番組は、大阪の読売テレビと名古屋の中京テレビの共同制作番組です。最初は、夫々の制作スタッフが、「そういえばアレどうなってるんだろう…」といった、身の回りの疑問を持ち寄るところからスタートしたのですが、リサーチを進めていくと意外な裏側が発覚したり、実際に取材してみると色んな意味で予想を裏切る展開になったり…。
これまで注目されてきた「本番」と比べると、「その後」は派手なストーリー展開や感動的な言葉もないのですが、何となくぼんやりと、周りへの感謝の思いや明日への活力が湧いてくる…、不思議な番組になりました。これからも、数多ある意外な「その後」を、ありのまま伝えることができるよう頑張ります!
読売テレビ放送 高橋宏輔/中京テレビ放送 笠井知己

スタッフ

チーフプロデューサー 高橋宏輔(読売テレビ放送)、笠井知己(中京テレビ放送)
演出 竹内翔(中京テレビ放送)、坂谷龍司(読売テレビ放送)
ディレクター 小野謙馬(ytv Nextry)、那須賢道(読売テレビ放送)、米山敦也(中京テレビ放送)、鳥居大雅(中京テレビ放送)
構成 鹿谷忠弘、稲見周平
出演 加藤浩次、カンニング竹山、中岡創一、槙野智章、鷲見玲奈、大橋和也

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