第50回

放送文化基金50周年記念賞

受賞者

相田洋(ドキュメンタリスト)

業績

長年にわたる優れたテレビドキュメンタリーの企画・制作

選考理由

1960年NHKに入局以来、看板番組「NHK特集」「NHKスペシャル」を舞台に、『世界の科学者は予見する・核戦争後の地球』『電子立国 日本の自叙伝』『マネー革命』など数々の斬新なドキュメンタリー番組を制作し、高い評価を得た。定年退職後もフリーのディレクターとして、自らの介護体験を描いた『NHKスペシャル “認知症800万人”時代 母と息子3000日の介護記録』や、『母と歩いた道~相田洋 旧満州引き揚げ録』を制作。2019年に放送した『移住 50年目の乗船名簿』は南米移民を50年間記録し続けたライフワークの集大成となった。半世紀以上にわたって放送文化に新しい力を吹き込んできた。

受賞の言葉

88歳になりますが、この歳になりますと悲しいことや大変なことが色々起きてまいります。妻そして、私自身が病気で手術をし、最後には娘が亡くなるということが次々と起こり、非常に落ち込んでいるちょうどその時に、放送文化基金から電話があり、こういう賞をいただけると、それを聞いた瞬間、私の人生が日本の放送のために役立ったんだと感じて非常に嬉しかったです。急に元気が出て、これからがんばろうと思っております。
若い作り手の方には、そのことに取り組もうと決心したからには逃げないで確信するまで突き詰めてほしいと伝えたいです。ありがとうございました。

(贈呈式より抜粋)

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