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放送文化基金賞の受賞者へのインタビュー、対談、寄稿文などを掲載します。

2022年10月3日
第48回放送文化基金賞

レポート

テレビドラマ番組 [演技賞]

実は配慮の行き届いている、愛される演技
永野 芽郁

 最優秀賞を受賞した『水曜ドラマ ハコヅメ ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ放送網)における演技が評価され、永野芽郁さんに演技賞が贈られた。
 戸田恵梨香さんと永野芽郁さんがダブル主演を務めた『ハコヅメ』は、意外と地味で大変であるお巡りさんのリアルな日常を描いた作品。突然ペアを組むことになった新人警察官(永野芽郁)と元エース刑事(戸田恵梨香)が、助け合い、支え合い、事件に、雑務に、恋に大奮闘する姿を描く。
 番組は次のように評価された。女子会もする普通の女子である交番勤務の女性警察官にフォーカスしたこのドラマは、権力を振りかざすこれまでの警察物とは一線を画して、時代の変移を明確に映し出した。随所で笑いを誘いながらも、シリアスな社会問題もしっかりと描き出しており、エンターテインメント性と社会性のバランスが絶秒である

 河合祥一郎テレビドラマ番組審査委員長は、永野芽郁さんの演技について「気取らない透明感がある。何かに夢中になって邁進しているその姿から可愛らしさが零れて、いつの間にか視聴者がつい応援したくなるようなキャラクターをしっかりと演じている。ドジな役柄を巧みにこなし、それが天然であるかのように見せながら、実はしっかりとした細かな配慮がなされている。その演技の背後にどれだけの努力があることか。視聴者の心を強くつかむ演技力を高く評価したい」と講評した。

 贈呈式で永野芽郁さんは、授与されたトロフィーを見ながら「この度は光栄な賞をいただきありがとうございます。すごい!想像よりもキラキラしてます」とコメント。続けて「『ハコヅメ』という作品を生み出された泰三子先生をはじめ、この物語をドラマ化しようとした制作者の皆さん、戸田恵梨香さんをはじめとしたキャストの皆さんに感謝します。夏の撮影ですごく大変なこともあり、いろんなことがありながら撮影していたのですが、現場で生み出された頑張りを評価してくださる方々や、それを面白がって受け入れてくださる方々がいて、ドラマに携わってこれ以上ない喜びを感じました。私自身、川合麻依という役に出会い成長させてもらいました。これからももっともっとドラマというものに携わり、皆さんに何かエネルギーを与えられるような人間になりたいと思います。ありがとうございました」とスピーチした。