第51回

放送文化部門

受賞者

長崎放送

業績

永年にわたる被爆者証言の記録と放送、及び核軍縮に向けての報道

選考理由

被爆の実相を伝え、核兵器廃絶を訴える報道に、1952年の開局以来、一貫して取り組んできた。1968年に記者・伊藤明彦氏が立ち上げたラジオ番組『被爆を語る』は、後継番組『長崎は証言する』とともに、1,000人を超える被爆者の証言を蓄積・放送してきた。伊藤氏の「歴史への責任」という言葉は、今も取材現場の姿勢を象徴している。現在も「被爆体験者」問題や未整理資料の掘り起こしを通じて、新たな視点から取材を重ね、地域に根ざした報道を通じて戦争の記憶を社会に問い続けている。

受賞の言葉

この度の受賞で、長崎の被爆者の証言と原爆報道に光が当てられましたことに感謝申し上げます。長崎放送は終戦から7年後に設立された長崎平和放送株式会社が前身で、これまでラジオやテレビの放送、インターネット配信を通じて原爆の実相や反核・平和の願いを広く発信してまいりました。もう二度と被爆者を生み出してはいけないという長崎の人々の思いが原点です。被爆80年の節目の年となる今年、今回の受賞を支えにこれからも被爆地の放送局としての使命を果たしてまいります。
長崎放送 報道メディア局長  中島三博

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