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放送文化基金賞

受賞のことば 第46回【番組部門】テレビドラマ番組部門

最優秀賞

土曜ドラマ
心の傷をいやすということ

(NHK大阪拠点放送局)

 安先生が生きたそこはかとなく切なく優しい時間・・・素直に奇をてらわず、ただひたすらに安克昌さんに向き合い、寄り添うことを目指しました。「人が生きる」ということの、厳しさも楽しさも喜びも痛みも苦しみも悲しみも、ドラマチックに誇張することなく静かに包み隠さず描く。そうすることでしか安先生の生き様は見えてこないと信じ、スタッフ一同思いを込めて制作にあたりました。
 放送後、大きく世の中が変わりました。世界各地で多くの人が「痛み」に直面しています。この受賞をきっかけに、安克昌さんの思いがさらに少しでも多くの方の心に届き、心の支えとなって生き続けることを願っています。
NHK大阪拠点放送局 安達もじり

優秀賞

よるドラ
だから私は推しました

(NHK大阪拠点放送局)

 自分の“好き”に正直になる。これは、実はとても難しいことだと思います。周囲の目を気にして「こう見られたい」と背伸びしながら生きている人は多いのではないでしょうか。もちろん、そこで得られる満足感もありますが、もしも「イイね」や「映え」の呪縛から解放されたなら、それはきっと清々しいはず。そんな思いをヒロインに重ねて作ってきた作品です。チーム全員で色々とアイデアを出し合い、リアリティを深めるために多くの方にご指導も頂きました。それを受け取ってくださった視聴者の皆様、そして評価してくださった皆様に、作り手一同、心から感謝いたします。本当にありがとうございました。
NHK 高橋優香子

奨励賞

連続ドラマW そして、生きる
(WOWOW)

 この度は、このような賞をいただき大変光栄に思っております。
 ありがとうございます。この作品は、脚本の岡田惠和さんが震災ボランティアを経験した若い二人が、その後の人生をどう生きていくか、を丁寧にかつリアルに美しく描いてくださったオリジナル脚本を、月川翔監督率いるスタッフキャストと共に繊細に映像にしていきました。この作品の現場には“生きる”ことへのパワーが漲っていました。有村架純さん、坂口健太郎さんを代表とするキャストのお芝居からもそのパワーは溢れ出ていて、監督スタッフがドキュメンタリーのように捉えてくださったので、グッと心を掴む作品になったのではと確信しております。
WOWOW 岡野真紀子

奨励賞

スペシャルドラマ
ストレンジャー 〜上海の芥川龍之介〜

(NHK)

 100年前に芥川が見た中国の姿を、8Kカメラを使いほぼオール上海ロケで再現するという試みは、我々制作陣自身が「ストレンジャー」として大冒険に赴くような、スリルと興奮に満ちた体験でした。クルーの9割が中国人。始めはカルチャーギャップがあったものの、いいものを作りたいという思いで一丸となって作り上げた作品です。このような賞を頂けて大変嬉しく、映画やテレビといった垣根を越えて集った精鋭揃いの国内スタッフ・キャストにはもちろん、みなぎる活気と確かな実力で多くの刺激を与えてくれた中国の仲間たちにも、心からのお礼を言いたいと思います。
NHK 勝田夏子