第51回

エンターテインメント部門

最優秀賞

受賞者

テレビ朝日

作品名

題名のない音楽会〜山田和樹が育む未来オーケストラの音楽会

概要

“世界一長寿のクラシック音楽番組”としてギネス認定を受けている『題名のない音楽会』が放送60周年を記念して制作したのが4回のシリーズ企画「山田和樹が育む未来オーケストラの音楽会」です。
世界的指揮者・山田和樹と共に18歳以下の子どもたちと「未来オーケストラ」を結成し、本番を迎えるまでの様子を描いています。
「誕生」回では、全国から応募してきた子どもたちの対面オーディション。合格発表で山田が意外な結論を出します。
「練習前編・後編」回では、初めて山田の指揮で合奏。フレーズを奏でるたびに山田は「メッセージ性がほしい」「キャンバスからはみ出せ!」「存在感を出せ」など次々と課題を与え、子どもたちが自ら答えを出すように仕向けます。戸惑いながらも子ども達はどんどん殻を破ります。
「本番」回では、コンサートホールでの本番。有名曲の大メドレー演奏は大成功!そして最後に山田が大切な言葉を贈ります。

選考理由

民放のレギュラー番組として、1964年の放送開始以来、クラシック音楽の魅力を伝え続けてきた。新しいことにチャレンジをし続けるその精神は、今回の60周年記念番組でも存分に発揮されている。18歳以下の一般の子供たちからなる「未来オーケストラ」を結成し、世界的指揮者・山田和樹が指導するという夢のような企画に挑んだ。山田の魔法のような言葉によって、子供たちがどんどん自分の殻を破っていく姿に魅了された。音楽の力とともに、子供たちの未来を感じさせる至福の時間だった。

受賞の言葉

番組60周年記念企画として、放送を通じ社会へ文化的な貢献ができないかと考えた末、未来を創っていく子どもたちと直接「音楽を奏でる真の喜び」を知るこの企画を思いつきました。
全国から集まった100人を超える子どもたちが、指揮者・山田和樹さんの時には厳しい言葉によって瞳の輝きを増していく姿には、私自身も胸が熱くなりました。
このような素晴らしい賞を頂けたのも、今回のみならず60年にわたり真摯に番組作りに向き合ってきた歴代のスタッフ、出演者、スポンサーはじめ番組に関わった皆さまによるご尽力の賜物かと思っております。誇りに思い引き続き番組制作に邁進していきたいと思います。
心より感謝申し上げます。
テレビ朝日 鬼久保美帆

 

スタッフ

プロデューサー・総合演出 鬼久保美帆(テレビ朝日)
プロデューサー 福田真砂美(ギルド)
チーフディレクター 三澤隆之(ギルド)
ディレクター 本山崇(ギルド)
構成 中野俊成(ビート)、飯尾洋一(フリー)、亀津雄介(フリー)、渡邉賢史(ライターズ・オフィス)
出演 山田和樹(指揮者)、未来オーケストラ(番組創設の子どもオーケストラ)、宮田大(チェロ奏者)、福川伸陽(ホルン奏者)、小林雄太(副指揮者)、
司会 石丸幹二(俳優・歌手)、武内絵美(テレビ朝日アナウンサー)

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