第51回

放送技術部門

受賞者

H3ロケット打上げ撮影システム開発チーム(NHK、JAXA、M-Tec JAPAN)

業績

H3ロケット打上げ用超高精細撮影システムの開発

選考理由

国産大型ロケットH3の打ち上げに際し、従来は3km以上離れた場所からの撮影になっていたが、今回のマルチカメラシステムの開発により、約90mの至近距離から迫力のある超高精細度の映像の撮影を可能とした。この映像は、NHKスペシャル、BS8KTV特番、新プロジェクトXなどに使用され好評を得ているほか、打上げ時のロケットやエンジンの挙動の確認にも役立っており、高く評価できる。

受賞の言葉

「近距離から高精細な映像で大型ロケット打上げを撮影したい」との想いから、2021年に撮影手法の検討を開始し「マルチカメラシステム」による超高精細映像を実現しました。固定カメラでロケットの追尾映像を作り出すアイデアは斬新でしたが、開発には多くの苦労がありました。JAXAの協力でロケットの上昇を捉えたSHVカメラや360度カメラの撮影にも成功し、前例のない超高精細な映像を取得しました。今後も視聴者の皆様に臨場感あふれる高品質な映像を提供し続けるべく、技術開発と品質向上に努めます。
NHK 三橋政次

スタッフ

NHK 三橋政次、西原正揮
JAXA 井上ゆりか、佐々木繭子
M-Tec JAPAN 位田隆

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