第47回
放送文化部門
受賞者
今村 文彦 (東北大学災害科学国際研究所 所長)
業績
「知識は命を救う」を信条に、長年にわたる放送を通じた防災知識普及と意識向上への多大な貢献
選考理由
津波研究の第一人者。テレビ・ラジオ番組で研究成果を分かりやすく伝えるとともに、防災の大切さを訴え続けてきた。エフエム仙台では2003年10月から日曜朝の防災啓発番組『SUNDAY MORNING WAVE』のパーソナリティを務め「地震に自信を」のコーナーを通じて防災・減災に関する知識や情報の発信、災害への備えの大切さを呼び掛けている。東日本大震災以降も精力的に情報発信を続け、津波が海底の堆積物を巻き込んで破壊力を増す現象を解析した研究成果をNHKで番組化する等、放送を通じて最新の知見を広く紹介。長年にわたる活動は地域の防災力の向上に多大な貢献をしている。
受賞の言葉
津波工学の専門家として国内外の被災調査や数値解析を行い、そこで得た情報や知見をメディアの皆さんと協力して発信してきました。特に東日本大震災では地元の津波大災害であり多くの反省と忸怩たる思いがありますが、震災前からの啓発活動にも評価いただく声があり、新たな気持ちで研究教育を推進し、被災地への支援と国内外の防災啓発を続けさせていただいております。今後は様々なリスクが高まると考えられ、防災の知識・情報が一層に重要となりますので活動を推進していきたいと思います。
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