第47回
ラジオ部門
優秀賞
受賞者
ニッポン放送
作品名
サンドウィッチマンのオールナイトニッポン
概要
2011年3月18日金曜日25時から放送された特番『サンドウィッチマンのオールナイトニッポン』
東日本大震災から1週間、緊急報道、ライフラインに関する情報が続いた地元宮城県・東北放送でも、急きょ放送が決定。被災者に寄り添った言葉を届けるべきなのか、お笑いを届けるべきなのか迷った上で放送に臨んだ、2人。
それから10年。東北魂を掲げて取り組んできたサンドウィッチマンが再び生放送に挑戦。毎年3月11日に伺っている気仙沼から有楽町に戻ってきて、この10年に感じたことや今の想いをダイレクトに伝える特番となった。
選考理由
3・11から10年の生放送で、作り手の優しさ、誠実さを示し、あの時の共通体験を持つ者同士の共感を分かち合うと同時に、見事な芸が優れたエンタテイメントになっている。震災直後、無音の中で知っている人の声をラジオで聴くことができたことが、ラジオの大きな力だったという言葉は印象的。深夜放送という若者たちのサブカルチャーに過ぎなかったものが、本格的な基盤を持つ優れて知的なメディアに、知らぬ間に成長していることが驚かされた。
受賞の言葉
番組は一夜限りの特番でしたがこの10年、ニッポン放送にてラジオ番組『サンドウィッチマンの東北魂』を担当し、東北各地の様子や東北で暮らす方々と電話をつなぎながら、明るく楽しく声を届けてくれたサンドウィッチマンの積み重ねが今回の2時間につながったと感じております。
改めて2人に御礼申し上げます。
2人が震災時にラジオで聴いていたという、東北放送の藤沢智子アナウンサーにもお話を伺いました。
「停電になると、無音で真っ暗な中で不安になる。そうした時に知ってる人の声が聴こえると、あの人も今一緒にいるんだと不安を和らげることができる。普段からリスナーと近い所で信頼関係を持てればと思います。」
これからも精進したいと思います。本当にありがとうございました。
ニッポン放送 冨山雄一
スタッフ
エグゼクティブプロデューサー 瀬尾伊知郎
プロデューサー 冨山雄一
ディレクター 南條仁(ミックスゾーン)
アシスタントディレクター 菊田知史(ミックスゾーン)
ミキサー 林俊吾(ミックスゾーン)
構成作家 宮澤一彰、岡本健太
出演 伊達みきお(サンドウィッチマン)、富澤たけし(サンドウィッチマン)、狩野英孝、藤沢智子、銀次
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