第49回

ラジオ部門

奨励賞

受賞者

琉球放送

作品名

音で綴る復帰50年「民の謡 島に息づく琉球民謡」 「沖縄のお笑い ~そこに込められた想いを辿る~」

概要

2022年5月15日の沖縄の本土復帰50年の節目に、約2か月間「音で綴る復帰50年」の特集を組み、「沖縄の本土復帰とは何だったのか」をさまざまなテーマで振り返る特別番組を放送しました。その中でも特に今回受賞した2番組は、沖縄県民の「心」ともいえる「うた」そして「演芸・お笑い」をテーマにしたものです。
「民の謡島に息づく琉球民謡」では、生活に寄り添ってきた琉球民謡の変遷を音楽とともに辿り、また「沖縄のお笑い~そこに込められた想いを辿る~」では戦後焼け野が原からの復興を笑いで元気づけた小那覇舞天の舞台を当時の音声を織り交ぜながら伝えました。

選考理由

占領後の沖縄方言によるお笑いの紹介は、その内容をほとんど全く理解できない内地人である私たちのオキナワ感を根底から問い直させる強烈な刺激を秘めていて、この番組を審査する審査会の見識も問い直させるものでさえあった。

受賞の言葉

戦後の混乱の中で、立ち上がる原動力の一つとなったのが琉球の歌。
「歌は時代を映す鏡」哀しみも喜びも「謡」に託し、幾多の困難の時代も乗り越えてきました。「本土復帰」もそのひとつ。激動の時代を生き抜いた先人達に感謝し、次世代にもきっと繋がります。琉球民謡には沖縄の文化そのものが宿っています。
琉球放送 森根尚美

そこら中に「復帰50年」という言葉が飛び交っていましたが、沖縄は決してお祝いムードだけではありませんでした。沖縄のお笑いを通して見た復帰50年は、うちな〜んちゅが守ってきたもの、失ったもの、喜び、悲しみ、そして、いい意味でも悪い意味でも受け継がれたものが凝縮されていたように思います。「ヌチヌグスージサビラ(命のお祝いをしましょう)」!
琉球放送 宮国宏美

スタッフ

プロデューサー 多和田真梨奈

「民の謡」
ディレクター 森根尚美
出演 小浜司、上原直彦、松田しのぶ、狩俣倫太郎

「沖縄のお笑い」
ディレクター 宮国宏美
出演 八木政男、仲田幸子、津波信一、かでかるさとし、小波津正光、ひがりゅうた、土方浄

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