第49回

ラジオ部門

優秀賞

受賞者

ニッポン放送

作品名

きたやまおさむ「イムジン河」スペシャル ~音楽は時代(とき)を超える~

概要

1968年のザ・フォーク・クルセダーズ『イムジン河』は当時の社会情勢の中リリース直前に発売中止、ラジオでも自粛となった。以来様々な形で歌い継がれてきたがこのほど、メンバーのきたやまおさむの呼びかけで『イムジン河2022年新録音バージョン』が制作された。
この曲は元々、紛争により分断された国土、民族の想いの歌である。様々な分断や格差が叫ばれる今こそ、この曲を改めて世に出す意義がある。番組では、きたやま自身をパーソナリティに、自身の想いや参加各アーティストのコメントを紹介し、この曲の意味や音楽の持つ力を語り、考えていく。

選考理由

きたやまおさむ氏の衝撃的なデビューと、若者たちを巻き込んだその後の大変幸せな時代の流れを追って、深夜放送世代にはとても快い音楽プログラムだった。
特にイムジン河をめぐるフォーク世代たちのさまざまな言葉は興味深かった。
楽しかった。

受賞の言葉

2021年、コロナ禍で分断が起きていた時期に始まった「イムジン河 2022年新録音バージョン」構想。制作が本格化する2022年には、世界ではロシアによるウクライナ侵攻が起きていました。
50年以上前からこの歌に込められている「音楽は国境を越える」という想いを番組骨子にすえつつ、「新たな分断が起き、平和が脅かされる今の時代にこそ届けたい」という想いを込めて「音楽は時代(とき)を超える」というタイトルをつけました。
出演アーティストからは「好きな音楽を聴けて、歌えることが平和」といったコメントも頂戴しました。私自身、戦争を知らない世代だからこそ、歌い継ぎ、語り継ぎ、平和や心への想いを大切に、今後も番組制作して参ります。
ニッポン放送 長濵純

スタッフ

制作 長濵純
演出 伊藤了子(ミックスゾーン)
構成 藤井青銅
出演 きたやまおさむ、上柳昌彦、イルカ、クミコ、坂崎幸之助、清水ミチコ、松山猛、南こうせつ、森山良子

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