第50回

エンターテインメント部門

最優秀賞

受賞者

CBCテレビ

作品名

歩道・車道バラエティ 道との遭遇

概要

「道」を主題にした番組で、毎週、全国各地のもの珍しい道だけを紹介しています。道を巡るのは番組常連の道マニア8名。暴走しないようにいつも違った旅のお供が同行します。今回は、数ある道の中でも「なんでそうなっているの?」という特に不思議な道3つを巡りました。
まずは三重にある謎のロータリー。巡るのは、道マニア界のレジェンド鹿取茂雄。5人の子供を持つ7人家族。しかし、愛車は軽のソニカ(4人乗り)。「道の謎」追求に余念がありません。
2つめは山梨の二段構造になっているトンネル。巡るのは「廃道」専門のマニア、石井あつこ。人々から忘れられた「道」を求めて全国を駆け巡ります。私生活は謎に包まれている孤高の存在。「道」そのものが人生と言い切ります。
3つめは岐阜の長大道路。巡るのは鹿取茂雄。地元の岐阜で、岐阜県民も知らない道の秘密を伝えます。

選考理由

道だけでレギュラー番組を作ろうと決めたその思い切りの良さに賞賛を贈りたい。用途不明の謎の道、今は使われなくなった廃道、車の通行すら困難な「酷道」など、全国各地には珍しい道がこんなにもあるのかと驚かされる。しかも「理由のない道はない」というその言葉通り、どんな「道」にも「未知」の物語があり、それを紐解くことで人々の暮らし、地域の歴史が見えてくる。マニアックな探求の中に、人間への好奇心があふれる珠玉のバラエティである。

受賞の言葉

ローカル深夜で細々と作っている番組が「最優秀」をいただけるとは、もう恐縮と感謝しかありません。企画時に「一か月で終わってもいいから自分が楽しいと思える番組を作ろう」と思った挙句、「道」の魅力に取りつかれた一般の方が「道」を巡るだけの内容となりました。
VTRにはタレントもグルメも出てきませんが、プレビューをしていて毎週わくわくします。結果、番組は3年目に突入しています。
毎週素晴らしいVTRを作ってくれるスタッフと道マニアの皆さん、そして視聴者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。受賞を励みに、今後も番組独自の道を追求させていただきます!

CBCテレビ 横山公典

スタッフ

プロデューサー 横山公典、柳橋弘紀(株式会社33)
演出 飯田亮太(フリー)
ディレクター 大貫翔平(ライトスタッフ)
構成 渡辺佑欣(フリー)、橋本修平(フリー)
アシスタントプロデューサー 今西由香(フリー)
ナレーション 浅野真澄
出演 昴生(ミキ)、亜生(ミキ)、鹿取茂雄、石井あつこ

エンターテインメント部門のその他の受賞

このプロジェクトに関連した記事を見る

過去の受賞履歴

過去5年の受賞記録はこちら

受賞ギャラリー

過去の全受賞記録はこちら

過去の受賞データベース

放送文化基金賞の関連記事

放送文化基金賞の関連記事です。
表彰式やそのレポート記事などをお届けします。

私たちについて

詳しく見る

財団情報

詳しく見る