第46回

放送文化部門

受賞者

川端和治(弁護士)

業績

BPO放送倫理検証委員会初代委員長としての放送倫理の確立への多大なる貢献

選考理由

2007年から11年間、放送界の第三者機関である放送倫理・番組向上機構(BPO)初代放送倫理検証委員会委員長をつとめた。ワイドショーからニュースまで多岐にわたる28本の番組について虚偽放送や人権侵害等、放送倫理上の問題を審理・審議し、結果を委員会決定として公表、自由と公共性というテレビのあるべき姿を問い続けてきた。退任翌年の2019年、新著『放送の自由―その公共性を問う』を上梓、公権力から独立して真実を伝え、表現の自由を守ることが、通信との融合が進む時代にあってなお、放送が生き残る道だと歴史と憲法論も踏まえて論じ、放送界にエールを送っている。

受賞の言葉

私が11年間委員長を務めたBPO放送倫理検証委員会では、問題となった番組の制作過程を調査した上で、放送倫理の違反があるのかどうか、どのような改善策が必要なのかについて意見を述べてきました。このような意見を愚直に述べ続けることによって、放送倫理とは何かが番組の制作現場により深く理解され、実践されることを期待したのです。
名誉ある賞を頂いたことに感謝すると共に、放送が視聴者に一層信頼されるようになるためにも、放送倫理の重視と尊重を放送界に期待したいと思います。

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