第50回

ラジオ部門

優秀賞

受賞者

RKB毎日放送

作品名

空想労働シリーズ サラリーマン

概要

昭和98年(≒令和5年)、高度経済成長の末、労働人口が9割を超えた日本。突如として出現した「会獣」の前に蹂躙される労働者たち。立ち向かうRKB(=労働環境防衛保障)だが、絶体絶命のピンチを迎える。その時、人々の前に姿を現した巨人、その名は「サラリーマン」。身長51m、体重5万1千トン、必殺技は「ストライキ光線」。地球での就業時間はわずか1分で、時間が経つとザンギョウランプが点滅する。プロレタリア星からやってきた彼は、会社員として多くの制約を抱えながら、労働者のため会獣に立ち向かう。それ行け、サラリーマン

選考理由

ラジオと特撮ものという大きな矛盾を見事に融合させ可能にしたのは、スタッフたちのかつての特撮ものへのリスペクトである。パロディであることによって、複雑な問題を避けずに取り上げて単純化し整理した手腕は見事。新しいラジオドラマの可能性を開拓したのではなかろうか。

受賞の言葉

放送人としてこの上ない誉れであります。いち会社員として、全ての働く人たちへ向けてこの作品を作りました。
通常ならば、アナウンサーが“特撮”を“音声ドラマ”で作るという荒唐無稽な企画、実現は難しそうに思えますが、その過程を含めて楽しんでいただけたのかもしれません。幼い頃の「好き」をしつこく持ち続けて良かったとようやく思えました。
また、低予算の中、企画にご賛同くださった音楽の松隈さん、キャストの皆さんこそ本物のヒーローです。
熱意だけが先走る私を諌めてくださった諸先輩方、若輩者にお力添えくださった全ての関係者の方々、そして何よりリスナーの皆さまに心より御礼申し上げます。

RKB毎日放送 冨士原圭希

スタッフ

企画・脚本・編集 冨士原圭希
音楽 松隈ケンタ(スクランブルズ)
ミキサー・編集 金山宏美(タンクス)
ナレーション 茅野正昌
出演 関智一、別府あゆみ、菊地美香、吉田友一、広瀬仁美、たなかえり、庄野﨑謙、岡崎徹
●RKB毎日放送 服部義夫(アナウンス部)、坂田周大(アナウンス部)、田畑竜介(アナウンス部)、武田早絵(アナウンス部)、冨士原圭希(アナウンス部)、安田瑞代(取締役)、佐藤泉(代表取締役社長)

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