第50回

ドラマ部門

奨励賞

受賞者

TBSテレビ、TBSスパークル

作品名

金曜ドラマ 不適切にもほどがある!

概要

昭和の「当たり前」は令和の「不適切」!?
意識低い系“昭和のおじさん”小川市郎が令和にタイムスリップすることで感じるギャップや共感を描く。市郎の極論は、コンプライアンス遵守に縛られた令和の人々へ考えるきっかけを与えていくが…
時代は変わっても、親が子を想う気持ち、子が親を疎ましく想う気持ち、誰かを愛する気持ちという変わらないものもある。妻を亡くした市郎とその一人娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆も描く。時代とともに変わっていいこと、変えずに守るべきことを見つめ直す、宮藤官九郎脚本のオリジナルドラマ。

選考理由

ポリティカル・コレクトネスが「普通」となってしまった令和の息苦しさを痛快に批判した点が評価された。ミュージカル仕立て等のエンタメ性にも、宮藤官九郎脚本ならではのシャープさがあった。昭和の古い価値観を笑いに包み、「普通」と「不適切さ」について考えさせてくれる作品だ。

受賞の言葉

宮藤官九郎さんと出会って25年、これが10本目の連続ドラマとなりました。今作は、昭和と令和のギャップを現時点の私たちの解釈で描きつつ、笑いと歌にこだわりエンタメのパワーを感じる作品にしたいと思って制作しました。どこにいても「こんな時代」と思いがちなのが人間ですが、『昭和はよかった』『いや、令和の方がいい』という議論ではなく、第1話の『話し合いましょう』から最終話の『寛容になりましょう』まで、伝えたいメッセージを描き通せたと思います。そして、全10話新曲のミュージカルという無謀なチャレンジを実現してくださったキャストスタッフに深く感謝しています。ご視聴いただきました皆様、本当にありがとうございました。

プロデューサー 磯山晶

スタッフ

脚本 宮藤官九郎
音楽 MAYUKO
演出 金子文紀
プロデューサー 磯山晶、天宮沙恵子
撮影 伊澤昭彦
照明 大金康介
音声 中山大輔
編集 松尾茂樹
美術 岡嶋宏明
出演 阿部サダヲ、仲里依紗、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、山本耕史、古田新太、三宅弘城、袴田吉彦、吉田羊 ほか

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