第50回

放送技術部門

受賞者

SKYip(スキップ)開発チーム(NHK)

業績

衛星IP伝送システム(SKYipシステム)の開発・実用化の推進

選考理由

大規模災害時等で携帯電話網が利用できない場合においても、現場と放送局を、衛星を介して映像伝送・インターネット接続を可能とさせ、さらに従来の複雑な接続テスト・雨量による送信モード切替も自動化、誰もが簡単に操作できるようにしている。小型車の開発も併せ行い、すでに全国にSKYip対応SNG中継車や可搬型CS−IP伝送装置が導入され、能登半島地震においても携帯電話網・道路が寸断される中で被災状況を発災直後から発信し続けたことは極めて高く評価できる。

受賞の言葉

SKYipシステムの開発は2017年度から検討が始まりました。国内外のCS通信の動向調査や運用現場と意見交換を経て、双方向通信を活用し、チャンネル割り当てやUAT、帯域制御の自動化を実現しました。2020年から全国整備を進め、現在はNHKの緊急報道において、1月に起きた能登半島地震をはじめ、大いにその効果を発揮しています。
今後も、“人々の安全・安心を支える”NHKの使命の1つである迅速・確実な報道に貢献できるような実用システムの開発に取り組んでいきます。
NHK 久米沙也加

スタッフ

久米沙也加
辻井順一郎
泉本貴広
神展彦
松浦純
露口孝嗣

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