第48回

放送技術部門

受賞者

「FM回り込みキャンセラー」開発チーム (山口放送、日本通信機、NHKテクノロジーズ)

業績

FM回り込みキャンセラー及び混信波除去装置の開発

選考理由

中波放送のFM転換においても周波数の有効利用の観点からFM同期放送の普及が望まれている。本開発では、建設コストが安い放送波中継の実現へ向けたFM放送では初めての「回り込みキャンセラー」と海外等からの混信波を除去する「混信波除去装置」を実現、FM同期放送網を低コストで構築可能としたことは高く評価できる。さらに臨時災害放送局の実験、トンネル内再送信実験でも使用されており、一層の活用も期待される。

受賞の言葉

本装置は一般的な中継方式である放送波中継により、これまでFM放送では実現できなかった送信波と受信波の同一周波数放送を可能とするFM回り込みキャンセル機能を持つ中継装置で約3年の年月をかけて開発しました。更に受信波に含まれる外国波などの混信成分を受信環境の変化に応じて除去する、混信波除去装置も実用化しました。
本技術が放送波中継の可能性を拡げ、ラジオ送信技術の一助になればと願っております。
山口放送 惠良勝治

スタッフ

山口放送 惠良勝治
日本通信機 河野憲治
NHKテクノロジーズ 岩木昌三

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