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放送文化基金賞

創作ドラマ大賞過去の記録

「創作ドラマ大賞」  日本放送作家協会のサイトへ
 「創作ドラマ大賞」は、一般社団法人 日本放送作家協会とNHKが実施している事業で、テレビ・ラジオドラマの創作脚本を全国から懸賞公募して新人を発掘し、次代の放送を支える作家を育成する事業です。
 放送文化基金は、その事業を後援しており、テレビ・ラジオの大賞作品にそれぞれ賞金50万円を贈呈しています。(大賞に該当する作品がない場合には、その他の賞に賞金を贈呈しています)

2020年 第45回創作テレビドラマ大賞

タイトル 受賞者
大賞 「カントリーロード」 船越 凡平
佳作 「その川の先に」 飯塚 耕一
佳作 「花時計」 北浦 勝大

最終審査会によって3本が選ばれ、11月6日(金)に贈呈式が行われました。大賞作品はドラマ化され、2022年春にNHK総合テレビで放送される予定です。

大賞「カントリーロード」梗概

 地方の町に住む小学5年生のはるか。幼い頃に母は他界し、現在は父との二人暮らし。学校もろくに行かず、不満の日々。
 ある夏の日、父親と喧嘩をした。翌朝、こんなところ出て行ってやる。と衝動的に家出を敢行。目的地は叔母(母の妹)和歌子の住む東京だ。
 夕方。東京へ辿り着く。数日間、はるかは和歌子宅で過ごすことに。共に過ごす二人。はるかは母の面影を、和歌子は姉のそれを、どこか相手に感じていたのかもしれない。
 ある夜二人で夏祭りに出かけ、その帰る道すがら、はるかは尋ねた。母の死について。
 数日経ち、はるかは和歌子と帰宅する。祖父母宅(和歌子の実家)に寄り、そのあとに母の墓参りへ。そこで二人は少し泣き、そのあと笑いあった。
 最寄駅に帰ってきたはるかは、駅で待っていた父に素直に謝り、和歌子ともそこで別れた。その町の空気、匂いは、不思議にどこか懐かしく、母がそこにいるような気がした。はるかは深く息を吸い、前を見据えた。

2020年 第48回創作ラジオドラマ大賞

タイトル 受賞者
佳作 「届け、風の如く」 田窪 泉
佳作 「ほぞ」 水城 孝敬
佳作 「ひかりの子たち」 水上 春

 3月に最終審査会によって3本が選ばれ、11月6日に創作ドラマ大賞と合同で贈呈式が行われました。

大賞「届け、風の如く」梗概

 時は天保、場所は大坂。瓦版屋の佐吉(21)と三味線弾きの紀之介(19)は、今日も2 人で瓦版を売っている。扱うのは売れ筋だが御法度の心中もの。声をかけてきた侍を役人と勘違いして逃げ出す。それが学者・中斎(44)との出会いだった。
 ある時、佐吉の思い人で遊女の千代(18)が、飢饉による家族の死と堕胎という憂き目に遭い、佐吉の瓦版に影響されて客の男と心中してしまう。自責の念にかられ瓦版が作れなくなる佐吉。その頃紀之介は、飢餓で苦しむ民を救済する中斎に心酔し、門弟となる。佐吉は、一時しのぎの救済を懐疑的に見ていたが、餓死寸前の少女・千代(7)と出会い、彼女に遊女の千代を重ね、お上に立ち向かう中斎に同調し始める。
 中斎は決起。しかし、密告により鎮圧され自害する。絶望する紀之介に佐吉は、中斎の思いを瓦版で全国に広める、それが自分達の戦いだと告げる。
 とある街角、熱い目の2 人が声を上げ三味線をかき鳴らす。

2019年 第44回創作テレビドラマ大賞

タイトル 受賞者
大賞 「星とレモンの部屋」 佃 良太
佳作 「もやすゴミの日」 富安 美尋
佳作 「激情のフィスト」 寺井 靖博

最終審査会によって3本が選ばれ、11月1日(金)に贈呈式が行われました。大賞作品はドラマ化され、2021年の春にNHK総合テレビで放送される予定です。

大賞「星とレモンの部屋」梗概

「僕は父の死体と暮らしています」
引きこもり歴二十五年の里中いち子(39)は、マッチングアプリで、矢木涼(26)と出会った。涼も同じ引きこもり。そして、二週間前に父親を亡くしていた。パニック障害で人と会うことが出来ない涼は、父親の遺体を自宅に遺棄している。そんな事実を知らないいち子は、ネット上で涼と、いびつな交流を続ける。そして、いち子の母も倒れた。自宅で倒れた母に何もしてあげられない、いち子。二人は親の遺体と長い時間を過ごしながら、自分の過去と現在に終止符を打つ。終わってしまった人生の先に、ほんの少しの希望を抱いて。

2019年 第47回創作ラジオドラマ大賞

タイトル 受賞者
佳作 『ごらん、花々の彩りを』 美野 洋平
佳作 『幽霊シッター』 渡辺 由佳
佳作 『目が覚めるまでは、良い夢を!』 坂下 泰義
佳作 『盆の空に跳ねる』 岩中 栄美

 3月に最終審査会によって佳作4本が選ばれ、3月22日に第47回創作ラジオドラマ大賞の贈呈式が行われました。今回は、大賞は「該当作なし」となりました。