HBF 公益財団法人 放送文化基金

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HOME事務局からのお知らせ2020年8月の記事一覧

事務局からのお知らせ

第46回放送文化基金賞受賞作品『スペシャルドラマ ストレンジャー~上海の芥川龍之介~ <NHK>』再放送のお知らせ

第46回放送文化基金賞番組部門ドラマ番組の奨励賞を受賞した「スペシャルドラマ ストレンジャー~上海の芥川龍之介~」が下記の日程で再放送されます。
どうぞご覧ください。

<放送チャンネル、日時 (2020年)>
【BS8K】
9月 5日(土)午後2:00~3:13(再)
【BS4K】
9月 6日(日)午後8:45~9:58(再)
【BS8K】
9月12日(土)午後2:30~3:43(再)
【BS8K】
9月21日(月祝)午前11:00~午後0:13(再)

<NHKウェブサイト>

https://www4.nhk.or.jp/P6179/
https://www4.nhk.or.jp/P6179/2/

<番組概要>
 1921(大正10)年、芥川龍之介(当時29歳)は新聞社の特派員として上海に渡る。幼少期から「西遊記」などの古典に親しんだ芥川にとって、そこは憧れの理想郷のはずだった。だが、当時の中国は動乱のさなか。清朝を倒した革命は、軍閥の割拠という混乱に至り、西欧諸国や日本が上海の租界をわがもの顔で支配し、民衆は壮絶な貧困にあえいでいた。理想と現実のギャップに絶望すら覚えながらも、芥川の知性は巨龍・中国の精神世界へと分け入っていく。そこで出会うのは、革命の世で政治と向き合う知識人たちと、裏路地でしたたかに生き抜く妓楼の人々だった...。

(2020年8月26日)

第46回放送文化基金賞受賞作品『そして、生きる <WOWOW> 』劇場版 再放送のお知らせ

第46回放送文化基金賞番組部門ドラマ番組の奨励賞を受賞した「そして、生きる」劇場版が、下記の日程、チャンネルで放送されます。どうぞご覧ください。

<放送日時>
9月10日(木)15:30~17:50(WOWOWプライム)
※ドラマ全6話を2時間に再編集した劇場版

<WOWOWウェブサイト>

https://www.wowow.co.jp/detail/117294/-/01

<番組概要>
 3歳の時に交通事故で両親を亡くした生田瞳子は盛岡で理髪店を営む伯父に引き取られる。瞳子は、地元のアイドルとして活動することもあり、いつしか女優を志すようになっていた。
 19歳になった瞳子は東京で開催されるオーディションに挑もうとするが、本番前日の2011年3月11日、東日本大震災が起きる。
 その年の秋。気仙沼でのボランティア活動に参加した瞳子は、学生ボランティア団体の運営メンバーである清水清隆と出会う。
 ボランティア活動を通して感じた"生きる意義"を見出すためにも、自らの意思で道を選択し、人生を切り開いていく。
 愛とは―、生きるとは―を真正面から描いた渾身作。

(2020年8月26日)

第46回放送文化基金賞受賞作品『マリエのように』再放送のお知らせ

第46回放送文化基金賞番組部門ラジオ番組の奨励賞を受賞した「マリエのように」が9月5日(土)午後3:00~3:59(CBCラジオ)に再放送されます。
ぜひおききください。

<放送日時>
9月5日(土)午後3:00~3:59(CBCラジオ)

<CBCラジオウェブサイト>
https://radichubu.jp/info/contents/id=32480

<番組概要>
 三重県在住の小崎(田中)麻莉絵さん(35)は、血液の病気で5年の余命宣告を受けながら「ヘルプマーク」普及に尽力する。ヘルプマークは、外見では病気・障害とわかりにくいが本当は周囲に援助や配慮を求めているマークのこと。このマークは、2017年に全国共通となるが簡単には普及せず、小崎さんらの地道な活動などにより全国へ広がりを見せる。番組は、小崎さんのヘルプマーク普及活動を2年以上に渡り取材し、「今を生きる」前向きな姿を描く。

(2020年8月7日)

第46回放送文化基金賞受賞作品TOKYO FM特別番組『ねじれちまった悲しみに』再放送のお知らせ

第46回放送文化基金賞番組部門ラジオ番組の最優秀賞を受賞したTOKYO FM特別番組「ねじれちまった悲しみに」が8月9日(日)午後7:00~7:55(TOKYO FM)に再放送されます。
ぜひおききください。

<放送日時>
8月9日(日)午後7:00~7:55(TOKYO FM)

<TOKYO FMウェブサイト>
https://www.tfm.co.jp/nejire/

<番組概要>
 2019年5月に亡くなった思想家・文芸評論家の加藤典洋。『敗戦後論』『アメリカの影』などで、平和主義を唱えながらも世界で戦争を続ける米国に従属するという戦後日本の「ねじれ」を指摘し続けてきた。最後の著作となったのは『9条入門』だった。戦後日本の「ねじれ」の原点でもある日本国憲法第9条の誕生について書かれたこの本を持ち、作家小川哲が「加藤典洋」を巡る旅に出る。
 時あたかも参議院選挙、さらには憲法改正の国民投票も現実化してきた2019年の夏。加藤典洋が指摘してきた「ねじれ」について、参院選の街頭演説、8月15日の靖国神社などの東京の街風景を歩きながら小川哲は考えた。
 与党と野党のねじれ、政治と文学のねじれ、改憲と護憲のねじれ……小川哲が対話するのは、加藤典洋をリスペクトし、話題となった2019年東京大学入学式でも「ねじれ」という言葉を使った社会学者上野千鶴子、 さらには日本文学研究者で、加藤と多くの仕事をしてきたカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)教授マイケル・エメリックである。番組のストーリーテラーをつとめるのは女優藤間爽子。加藤典洋が訴えてきた「ねじれ」に向き合う、一夏のドキュメンタリーです。

(2020年8月5日)