概要

生成AIやリアルCG技術による放送の未来を見据えて、フォトグラメトリと言われる多数の写真から3Dモデルを作る技術を用いて「本人そっくり」のアバターを作成し、それが本人の同意外・想定外に、他者やAIによって使われる状況をバーチャルリアリティ実験で再現する。そして、そのときに本人が感じる「自己喪失感」、つまり自分の身体である感覚や自分が動かしている感覚の揺らぎ、自己同一性への脅威、羞恥や不安などの心理的影響を、主観評価に加えて行動指標や生理指標も用いて定量化し、その緩和方法を追求する。

助成を受けた方の言葉

本研究は、私自身が自分のリアルアバターを作り、それが自分の意思とは無関係に動くのを見たときに覚えた、強い違和感、まさに「自分が乗っ取られたような感覚」を出発点としています。この課題に正面から向き合い、「技術を止める」のではなく、「安心して使える条件を明らかにする」ことを目標にしています。こうした課題は少し科学の負の側面に関するものであり、評価が難しい場合もあります。しかし、この挑戦を取り上げていただけたことは、まさに放送文化基金ならではのご理解と研究支援の多様性を志向するご支援のおかげだと感じております。

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