2024年度
イベント事業部門
150万円
テーマ 地域ジャーナリズムにおけるデータ報道・ OSINT の推進
採択者 地域ジャーナリズムデータ報道・OSINT 推進 グループ 坂本信博(西日本新聞社 総合デスク)
概要
ローカルメディアの記者たちが所属する組織を超えて学び合い、地に足を付けたデータ報道・OSINT(オープン・ソース・インテリジェンス=統計資料など一般的に入手可能な公開情報を活用するオープンソース調査報道)の普及・推進を目指す「データ報道・OSINT記者塾」を、課題解決型調査報道「ジャーナリズム・オンデマンド」(JOD)で連携するJODパートナーシップの加盟社(35社38媒体)やNHKなどに呼びかけて開催する。地域ジャーナリズムが社会に信頼され、必要とされる情報インフラであり続けるため、メディアの枠を超えた連携・協力体制の構築を目指し、モデルとなるデータ報道・OSINTにも挑戦する。
助成を受けた方の言葉
大量のデータを分析し地域の課題を浮き彫りにするデータ報道が注目されている。公共データを社会課題の発掘や調査報道に活用する手法はOSINT(オシント)とも呼ばれる。ただ、その工程は煩雑で、人手不足が深刻なローカルメディアでは一部の有志が孤軍奮闘しているのが実情だ。視聴率や部数を奪い合う戦国時代が続いた日本の報道機関には、競合相手とノウハウを共有する文化が薄かった。インターネットやSNSの普及で多くの報道機関に危機感が漂う今、幕末に諸藩の若者たちが集って航海術を学んだ「神戸海軍操練所」のような学びの場をつくり、日々の報道に生かしたい。
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