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第36回 放送文化基金賞 受賞のことば(贈呈式から)
【番組部門】●個別分野  
【演技賞】橋爪 功
「かわり目 〜父と娘の15年〜」の演技
 私は、ラジオドラマが今でも大好きです。まさか、自分の声がラジオから流れるとは思ってもみませんでしたが、想像をかきたてる声や、音や音楽。見事なドラマには、空気というか“におい”まで感じられます。
 素敵な台本を書いて下さった山本さん。きめ細い演出をして下さった石塚さん。本当に感謝しています。ありがとう。私の自転車屋のオッさん。あとから聞いたら、なかなかよかったあ! えへ。<メッセージより>
橋爪 功

【演技賞】尾野 真千子
「火の魚」の演技
 この度は、こんな素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。私を選んでくださり、本当にありがとうございます。このドラマに出会えたこと、いろんな人たちに出会えたこと、本当に嬉しく思います。いろんな人にありがとうを言いたいです。これからも、この賞をいただいたので、人々の心に響く演技を伝えていきたいと思います。応援してください。
尾野 真千子

【演出賞】黒崎 博
「火の魚」の演出
 ドラマはいろんなスタッフの総合力で生まれるものですが、特にこの作品は、そのことを強く感じながら、撮影をしました。主人公の原田芳雄さんは、見た目も大変怖い方で、あの方にどうやって演出したんだいと、何人かの方に問われました。実際は、その逆でして、2週間くらいの撮影の間、現場に一番の緊張感を持って、本当に震えるような緊張感を持って入っていらっしゃったのが、原田芳雄さんであり、尾野真千子さんでした。その緊張感が僕やスタッフに伝播しまして、毎日、心地いい、痺れるような緊張感を持って撮影を進めたという記憶があります。その緊張って、なんだったのかなと思いますが、今になって、なにか偶然性を大事にするみたいなことだったのかなぁと思います。才能に溢れ、しかも努力を惜しまない人たちに囲まれてできた仕事だったと、今しみじみ思っています。幸せです。
NHK 黒崎 博

【脚本賞】渡辺 あや
「その街のこども」「火の魚」の脚本
 私たちが暮らすこの日常には、美しいものがたくさんあると思っています。ただそれは、ある状態であったり、瞬間であったりして、なかなか言葉で説明しにくい。どうにかそれを形にできないか、そこで唯一、私に許されているのが、脚本という形なんじゃないかと思います。でも私が書くものは、いつも非常に、なんだかぼやぼやしたものですけれど、それを私以上に深く理解してくださり、形にしてくださった、今回の2つの受賞作品のキャストのみなさま、スタッフのみなさまに心からお礼申し上げます。それから、この度の受賞は、私たちがつくったその美しいものに対して、「わかるよ、それは確かに美しいね」と言っていただいたのだと思っており、そのことにも、心からお礼申し上げます。
渡辺 あや

【美術賞】井上 文太、神藤 恵、菅澤 敬一、山村 エナミ
「連続人形活劇 新・三銃士」の美術
 スタッフを代表しまして、心から有難うございました。キャラクター自体は、僕が掘っ立て小屋みたいなところで考えているんですが、神藤さん、山村さんらの手にかかり、いい服を着せてもらい、すばらしい舞台にのっかって、なんだか羨ましいなと思っていました。たくさんの人たちの長い時間の努力が、一つの人形のためにあったんだなぁと思います。今日は、人形からも、“みんなは一人のために”と言われた気がして嬉しいです。
画家 井上 文太