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第34回 放送文化基金賞 受賞のことば
【番組部門】●ラジオ番組  
【本賞】該当なし

【優秀賞】FMシアター 明治おばけ暦
  年金、医療、道路、沖縄…政治の貧困とその皺寄せが弱者に押し付けられるのはこの国の常です。近代国家を目指す明治新政府の「改暦」という小事ひとつ取っても同じ構図が浮かびます。
  歴史風刺ドラマは珍しくありませんから、歌舞伎の戯作者魂を隅々まで満たすことがこのドラマの生命でした。歌舞伎の様式とリアリズムの両方に通じた山本むつみさんと前進座の皆さんに感謝します。
  以下は私事です。NHKのサラリーマンディレクターとしてこのドラマは現役最後の演出作品となりました。それだけに今回の受賞は感無量です。河竹新七は現役引退後、黙阿弥と名を変え、消えたと見せかけて健筆を振るい続けます。黙阿弥を引き合いに出すなど恐れ多いですが、定年後の私も放送文化に少しでも役に立てればうれしいです。
保科 義久

【優秀賞】ラジオドキュメンタリー 85歳のアスリート 
     秘訣〜健康だからできること〜
 「健康のために運動をしているのではない。健康だからこそ好きな陸上競技ができる」私の父の言葉です。父はその元気さから、数多く国内海外のメディアに登場。取材後テレビに映し出された父は、健康の名のもと、時にやらせぎりぎりの演出もあり、不快感を覚えはじめました。そこで私は身内と言うことに抵抗を持ちながらも、ありのままの姿をラジオの特性を活かして表現してみたくなりました。そして85歳の誕生日から約一年間、親子から取材をする人される人の間柄になり、密着取材を開始。放送は家族で聴きましたが、この時ようやく父と私の間に「もうマイクはいらない」と感じ、普通の親子の関係に戻りました。最後に、この番組にご助言を頂いた皆様、そして何より愛する両親家族に感謝します。
 ニフェーデービル 有難うございました。
エフエム沖縄 山川 悦史

【番組賞】浪曲「吉岡先生」と大阪防災元年
 この番組はあんパンかイチゴ大福みたいやなと思っています。ラジオは娯楽性、教養性、報道性など多面な性格を持っていますがこの番組では浪曲(娯楽性)とドキュメンタリー(報道性)を一体にしました。
 落語、講談とともに優れた日本の演芸である浪曲の魅力を再発掘したいと思っているところに浪曲界の新星菊地まどかさんが近代の室戸台風の大災害の史実を題材にした浪曲を演じているのに遇いました。実際にこの台風を体験した人々のインタビューを交えながら浪曲を聴かせ、なぜ死傷者が約一万八千人という大災害になったかを検証しました。浪曲とドキュメンタリーのコラボレーション効果が出ていればと思います。
大阪放送 吉村 直樹

【番組賞】あの日あの時あの時代・福岡フォーク物語
 「今の若者達には、みんなで肩を組み合って歌える歌があるのだろか?」そんな疑問が、この企画の始まりだった。約40年前の60年代後半、当時の若者達は、嬉しいにつけ悲しいにつけ、皆で一緒に歌を歌った。それがフォークソングだった。ラジオ番組やレコード会社の元ディレクターに当時の話を伺うにつれ、フォークソングを通して自分達の純粋な気持ちを表現した若者達のエネルギーを感じた。そして平成に歌う若手フォーク歌手達も、その心は全く同じだと、取材を通して改めて感じた。かつてフォークのメッカと言われた博多からこの40年間のフォークソングの変遷をたどる事で、若者達の心の歌・フォークソングはこれからどこへ向かうのかをリスナーと一緒に考えてみたい・・・そんな思いで制作しました。
アール・ケー・ビー毎日放送 永渕 秀昭