公益財団法人 放送文化基金 トップページ 地図 リンク お問い合わせ
English Site
放送文化基金概要 助成 表彰 制作者フォーラム 放送文化基金報
リニューアルサイトへ
表彰
放送文化基金賞について
  ◇申込方法
  ◇受賞一覧
日本賞への参加
ABU賞への参加
創作ドラマ大賞への参加

放送文化基金賞Web応募システム
(別ウィンドウで開きます)
放送文化基金賞の応募方法がWeb申請に変わりました。

放送文化基金賞データベース
現在改修中のためしばらくの間使用できません。
表彰

第34回 放送文化基金賞 受賞のことば
【個人・グループ部門】 ●放送技術  
「かぐや」搭載HDTV開発グループ (NHK)
月周回衛星「かぐや」に搭載した月と地球をHDTV(ハイビジョンカメラ)で撮影するシステムの開発
 「月の地平線から昇る地球の出」を鮮明なハイビジョンで撮影したい。この夢の実現に向けて8年前からシステムの開発を進めてきました。そして多くの実験と改修を行い、厳しい宇宙環境に耐えられるハイビジョンシステムを完成させ、「かぐや」月探査衛星に搭載できました。今までアポロ宇宙飛行士しか見ることができなかった「地球の出」を世界中の人にハイビジョンで見ていただき、大きな反響がありました。今回、名誉ある賞をいただき、これを励みにより遠い宇宙からの映像取得にさらに努力したいと思います。
NHK 山崎 順一

FileCast開発・導入グループ (フジテレビジョン)
取材映像IP伝送システム(FileCast)の開発と実用化
 このたび、この様な名誉ある賞を頂きとても光栄に思っております。放送記者や取材カメラマンが抱いていた「どこからでも簡単に取材映像を伝送できる夢のシステム」を目指し、ノートパソコンと汎用インターネットの利用で実現致しました。今では必要不可欠な伝送手段となり、この開発により映像取材のスタイルを大きく進化させ、報道やスポーツ取材の機動性や速報性の発展に貢献していると自負しております。今までご支援、ご協力を頂きました皆様には深く感謝致します。今後も一層の発展に取り組んで参ります。
フジテレビジョン 木村 好信

チャンネルイレーサー「凸凹くん」開発チーム(日本テレビ放送網)
地上デジタル放送用ギャップフィラー装置 〜チャンネルイレーサー「凸凹くん」の開発〜
 地上デジタル放送は、アナログ放送の終了(2011年7月)に向けて、全国普及化が課題です。また、ワンセグサービスは、地下街などでも情報源として受信可能とする要望があります。
 従来の方式では、設備コストが膨大となり、普及化の障害になっていました。開発装置は、新たな概念を導入したことで、小型、低コストに再送信ができます。
 この度名誉ある賞を受賞でき、開発や実験にご協力頂いた関係各位に深く感謝しております。今後も一層、地上デジタル放送の普及化に貢献できるよう取り組んで参ります。ありがとうございました。
日本テレビ放送網 佐藤 誠

谷知 紀英、近藤 五郎 (讀賣テレビ放送)
違法動画サイト対策に絶大な威力 「とりし丸」の開発
 このたびは大変名誉ある賞をいただき、ありがとうございました。インターネット上の違法動画対策は放送業界全体の大きな問題です。「とりし丸」は自社以外にも多くの放送局で採用されており、業界全体への貢献を認めていただけたのではないかと思っています。インターネット上で動画を見る文化は素晴らしいことですが、今のような違法動画ばかりの文化では意味がありません。「とりし丸」が正常なIT文化の発展へ貢献できればと願っています。この賞を励みに今後も社会の役に立つ開発を続けていきたいと思います。
讀賣テレビ放送 谷知 紀英