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第34回 放送文化基金賞 受賞のことば
【番組部門】●テレビドラマ番組  
【本賞】NHKスペシャル 鬼太郎が見た玉砕 〜水木しげるの戦争〜
 この度、名誉ある受賞を戴き誠に有難うございました。これは、水木しげるさんの「総員玉砕せよ!」の強烈な作品力の強さに尽きると思います。一方で、この作品を脚本家の西岡琢也さんに時代に対するメッセージと「人間」を見事に描いていただきました。
 また、主役の香川照之さん、そして、水木しげるさんのご協力にこの場をお借りして御礼を申し上げます。誠に有難うございました。
NHK名古屋放送局 家喜 正男

【優秀賞】テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル 点と線
 「点と線」は、戦後最大のベストセラー作家松本清張の初期の代表作ですが、刊行直後に映画化されて以来、時刻表のトリック等を映像化することが不可能と言われ、手がつかずのままになっていた小説でした。
 その作品を今回映像化できたのも、原作に惚れ込んだ主演のビートたけしさん、脚本の竹山洋さん、そして、何より無謀なプロデューサーの要求に応じて頂き、素晴らしい演出をして頂いた石橋冠監督のおかげでした。
 今後も、この賞を頂いたことを励みに、<放送文化>に貢献するドラマ作りをしていきたいと思います。ありがとうございました。
テレビ朝日 五十嵐 文郎

【番組賞】土曜ドラマ フルスイング

 正直に書きます。「このドラマはとても実現出来ない」と、途中で何度もくじけそうになりました。本物の高畠さんが大き過ぎて、ドキュメンタリーに勝てない、とか、どこまで創作していいのか、とか悩みぬきました。土壇場で、高畠さんの大切になさっていた「想い」だけはきちんと汲み上げていこうと思えた時、長いトンネルの出口が見えました。「大丈夫、それでいい」「大きな耳 小さな口 優しい目」など高さんノートの言葉たちが励まし助けてくれました。協力して下さった全ての方々に、感謝の気持ちで一杯です。自分の手がけた番組で、これほど多くの視聴者の方々から、共感を寄せられ、熱い投書やメールを頂いた作品はありません。「フルスイング」を作って、本当に良かったです。

NHK 鈴木 圭

【番組賞】NHKスペシャル シリーズ 最強ウイルス 第1夜
     感染爆発〜パンデミック・フルー〜
 世界で一億人を超える死者が出る可能性もある、とWHO(世界保健機関)が警告する地球規模の危機にドラマで迫りました。未だ起きていないことをどう視覚化し、どんな人間ドラマを作るのか。1年間、取材は多岐にわたり、国立感染研、厚労省、内閣官房、病院など、ウイルス戦争の最前線に立つ専門家との勉強会を、ドキュメンタリーチームのメンバーとともに重ねました。人類に迫りくる未知の危機を、科学的根拠に基いてリアルに表現し、ドラマとして感動をもって視聴者に伝えなければならない。そのために、安易なドラマ作りは許されず、議論や試行錯誤を繰り返した末、ようやく出来たオリジナルドラマです。番組に関わって下さった方全員と、今回の受賞の喜びを分かち合いたいと思います。
NHK 篠原 圭