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2010ABU賞 受賞リポート
 8年ぶりに東京での開催となったABU総会。ABU賞贈呈式は10月19日、NHKホールで行われた。韓国の人気ガールズ・グループ、“少女時代”のパフォーマンスから華やかに始まった式はアジア・太平洋地域各国からの受賞者が次々と登壇し、テレビ、ラジオ各部門でドラマ、ドキュメンタリー、子ども番組、エンターテインメント、ニュース、スポーツなど、分野ごとにトロフィー、表彰状を受け取った。
 放送文化基金がスポンサーとなったテレビドラマ部門で最優秀賞を受賞したのは『善徳女王』。韓国で視聴率40%以上を記録し、当初予定していた50話がその人気を受けて62話に延長されたという歴史ドラマだ。当基金・河竹登志夫理事長代理の末松安晴理事からトロフィーを受け取った韓国MBCのパク・ホンギュン監督は、「苦労を共にしてきたすべてのスタッフ、俳優、そしてこの作品を見てくださった視聴者の皆さんに感謝します。これを励みに、これからもアジアの人たちに楽しんでもらえる作品をつくっていきたい」と、喜びを語った。

【インタビュー】贈呈式の後、パク監督にお話を聞いた。

― 受賞のニュースを聞いていかがでしたか。

パク 放送が終わってから1年以上もたった今、改めてこの作品が評価されたということに驚きましたし、非常に嬉しかったです。

― 全62話、撮影も11か月に及んだとのことですが、
   一番苦労したことは何ですか。


パク 一つ一つの場面にそれぞれ苦労がありますが、中でも、2月に中国の銀川(寧夏省)、敦煌(甘粛省)の砂漠地域で20日間にわたって最初の撮影をしたのですが、ものすごく寒くて、一番記憶にのこっています。

― この作品は、日本はもちろん、アジア各国に輸出されていますね。
   輸出額も日本円で7億円(900万USドル)を超えたと聞いています。


パク 皆さんご存知の『チャングムの誓い』には及びませんが、過去3年間の韓国ドラマの中では一番たくさん売れているようです。本当にあり難いことだと思います。

― まだまだ輸出が続いているというこの作品。改めて、どんなところを
   見てほしいですか。


パク トンマンという少女が、さまざまな苦労をしながら人生を切り拓いていく過程で、たくさんの人たちを自分の味方にして、その人たちを引っ張っていき、信頼を得ながら女王に成長していく、そこに焦点をあてて見ると、より楽しんでいただけるのではないかと思います。

― 次回作は準備されていますか。

パク 現在、来年の上半期のドラマの企画を構想中です。

― どうもありがとうございました。


事務局 大園百合子