ABU総会にて
左から3番目が阜ウ専務理事
平成25年の6月に、放送文化基金の専務理事に就任した私にとって、今回は初めてのABU総会への出席となりました。50回目となる今回の総会は、10月28日から2日間の日程でベトナムのハノイで開催され、アジア太平洋地域を中心に、合わせて54の国と地域からおよそ685人が参加しました。会議では、「デジタル時代の放送の発展」に関する議論が重要なテーマとなり、『様々なメディア媒体が生まれている中で、放送ではどのような取り組みが行われているのか』について活発な議論が行われました。
参加した国や地域の中には、いまだに放送設備の不十分な放送局もありますが、全体的な議論からは、ネットと放送の融合・共存が共通の課題であることを痛感しました。今後、放送とネットの融合を見据えて更に様々な試みが展開されるのだと思います。
総会では、新しいABUの会長に韓国KBSの吉桓永(ギル・ファニョン)社長が選出され、放送文化基金を代表して短時間ではありますが、懇談する機会を得ました。
日本の放送、そしてアジアの放送のこれからの姿を、放送文化基金の取り組みを通して見つめて行きたいと思います。
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