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『放送文化基金が助成した研究の成果で、「ふるさと学習館」(周防大島町)がオープン!』

 平成21年に助成研究した「過去のテレビ番組と記憶の共有—超高齢化する山口県の島嶼地域での高齢男性を対象にしたフィールド調査―」(代表者 国広陽子 東京女子大教授)は、島のお年寄りにとって、その地域で身近に起きた昔の出来事の映像や写真を観ることが、地元アイデンティティや地域コミュニケーションに多いに役立つという結果を得ました。そのためには、地元住民による映像記録やその上映活動が地域の活動として行われることがより効果が大きいという報告になりました。これを受けて、山口県周防大島町のNPO法人「ふるさとづくりのん太の会」は、このほど、町内の高校跡地に「大島ふるさと学習館」を開設しました。学習館の最初の企画は、「1976年に開通した大島大橋の建設から開通までの貴重な映像の上映」や「1945年の久宝丸遭難事故のパネル写真などの展示」です。研究の成果が、子供たちに郷土の歴史を伝えるだけでなく、故郷を懐かしむ町出身者と郷土を結ぶ場、或いは地域のお年寄りの交流の場を生んだといえます。(国広陽子さんから放送文化基金に連絡をいただきました。)
・人文社会・文化 助成

平成20年度
過去のテレビ番組と記憶の共有−超高齢社会におけるテレビ番組利用の可能性
テレビ番組研究会 代表(東京女子大学 教授) 国広 陽子


2012年4月掲載