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テレビって素晴らしい! |
秋田朝日放送 後藤 明日香 |
「やっぱりテレビって面白い!」フォーラムに参加して、改めてテレビの力の大きさを実感しました。心に響く作品の視聴に、情熱溢れる討論・・・
充実した内容に頭も心もフル回転でクタクタになりましたが、とても刺激的な一日を過ごすことが出来ました。印象に残ったのは講師の方の「君たちは、表現できる権利を持っている。作品を世の中に残せることを幸せに感じてほしい」という言葉。
私は今、アナウンサー兼記者として働いていますが、毎日の取材に追われる中で『伝えること』を疎かにしてしまうことがありました。でも、自分の「感じる心」を大切にして伝えることで、もっと視聴者の心に届く作品をつくることができるし、作っていく責任があるとも感じました。
『テレビは人を幸せにできる!』これを信じて、これからもプロの「伝え手」として頑張っていきたいと思います。 |
心に沁みた作り手たちの思い |
福島テレビ 柴野 麻梨子 |
テレビ番組制作の仕事に携わり10年以上経つが、やればやるだけ楽しさより難しさの方が先行し、迷うことが多くなっていた。
「何かヒントを見出したい」と参加させてもらった今回の制作者フォーラム。
全国からの優秀なミニ番組の数々、以前から尊敬していた中崎さんのドキュメンタリーの拝聴、講師の皆様の目からウロコの講演―終始感動しっぱなしだった。
県民遺産チャンピオンに輝き、泣きながら蝋燭の箱詰めをするお母さんの姿にも、
涙・涙の私・・・。「被写体の心に寄り添う」“ヒント”どころか“答え”はこれにあるように思った。番組制作に悩みはつきものだが、完成した作品を観た人に、「作った人の顔が見てみたい」と思ってもらえる、そんな番組を作りたくなった。 |
“伝えたい”…原点を再認識 |
テレビ信州 田中 健次 |
日々の取材活動の中で、“伝える”という意識がマンネリ化しかけていたことに気が付き、正直ハッとしました。私にとって今回のフォーラムは、改めて制作者の原点に立ち戻る貴重な時間になりました。
「疑問、驚き、感情が番組への第一歩」(日笠氏)、「自分が感動しないことは人には伝えられない」(石橋氏)など、制作者としての基本を改めて学ばせて頂きました。“伝える”ことは、私たち制作者に与えられた感謝すべき特権であり、また使命でもありますが、その上で、“伝えたい”という強い思い=原点を忘れてはいけないと痛感しました。これから先、“伝えたい”ものにたくさん出会えるよう、感性を研ぎ澄まして日々の取材活動に当たっていきたいと思います。
このほか、「田舎のコンビニ」からは“語り尽くさないことの表現力”を学ぶなど、大いに刺激を受けた1日でした。関係の皆様、ありがとうございました。 |
人の心に残るものを作りたい |
オルタスジャパン 二木 まさ美 |
日頃、取材対象者の方との向き合い方や関係性に悩むことが多い中、今回制作者フォーラムに参加させて頂きました。経験を重ねた先輩方のお話は、とても興味深く、貴重な体験となりました。
日笠昭彦さんの「ふたつの線」の主観と客観のお話が印象に残っています。私は、どれだけ被写体の気持ちに寄り添うことがどれだけできているのだろうか。自分の思い込みに浸されて、対象者のことをどれだけ思うことができているのか…。
中崎清栄さん、辻本昌平さんが「田舎のコンビ二」の際の取材対象者の方との関係をお話されていたくだりがありました。対象者に対して、優しく真摯に向き合われているだけでなく、ご自身の中に越えてはいけないラインをしっかりとお持ちであるのではと、感じました。
人の心に残るものを作りたい、という気持ちを自分の中で改めて感じましたが、そのために自分がどうあるべきか…。次の現場へ向かう前に、もう一度自分自身に問いかけねばならない…。この様に考える機会を与えて頂きました。本当にありがとうございました。 |
5分間の衝撃 |
静岡朝日テレビ 峰島 孝斉 |
「眠ってしまわないか」。2月に東京で開かれた「全国制作者フォーラム」。冒頭から「ミニ番組優秀作品」を12本も見せられることになった。ミニ番組とはニュース企画や情報番組の特集のことで、1本5分程度だという。会場が暗くされた。朝早く静岡を出てきた私には、起きている自信がない。しかし、そうはいかなかった。12作品のうち4作品に感動し、目から液体が出てきた。戦死した夫を思う妻、母を亡くした幼い娘、事故に遭った息子と母…。どの作品にも葛藤が、生きざまが、そして愛があった。会場が明るくされても、しばらく動けない。映画やドキュメンタリー番組ではない。わずか数分のミニ番組で、こんなに心を揺さぶられてしまうなんて…。人を感動させるのに必要な時間はわずか数分…。映像のパワーを改めて思い知らされた1日だった。 |
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