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第40回 放送文化基金賞 受賞のことば
※受賞のことばは第40回 放送文化基金賞 パンフレットより転載しています
【個人・グループ部門】 ●放送文化  
板垣淑子 (NHK大型企画開発センター チーフ・プロデューサー)
現代社会が抱える課題を浮き彫りにした、優れたテレビドキュメンタリーの制作
 「現場で背負った事実の重みを伝えなければならない」。社会保障制度の狭間からこぼれ落ち、支えの手も届かず、SOSも発せずにいる人たちの「声なき声」を伝えたいと番組を作り続けてきました。応援してくれた諸先輩、同じ志で番組作りに奔走してくれた仲間たちを代表して頂いた賞だと思っています。賞の大きさに恐縮するばかりですが、ドキュメンタリーの現場で闘う同志へのエールと受け止め、今後も発信し続けたいと思います。

南海放送 ドキュメンタリー映画 「X年後」制作・自主上映グループ
‘棄てられた被ばく’を調査報道するドキュメンタリー映画「X年後」制作及び自主上映活動
 2004年、愛媛ローカルで1本の番組を制作・放送して以来、気が付けば11年に渡りこのテーマを追いかけています。「放送」という枠にとどまらず1人でも多くの方に、この被ばく事件の実態を知って頂きたい…という想いを社に訴え、まさに清水の舞台から飛び降りる覚悟で制作した映画、『X年後』。
 全国での自主上映会は公開から1年半を経て200か所を超えました。PTA、大学、職場の仲間など様々な集まりでこの映画が上映され、議論され、歴史の中に捨て去られた事実への認識が広がっていくことを喜んでいます。今後とも、新たな事実の発掘を重ねていきたいと考えています。
南海放送 伊東 英朗

シリーズ「ふるさとの記憶」プロジェクト
(NHK盛岡放送局、「失われた街」模型復元プロジェクト)

津波で失われた被災地の営みを、かつての街並みを復元した模型や住民が語る記憶、発掘した映像で甦らせた
 津波や復興事業によって風景が一変した被災地。そこで生まれ育った人ですら、かつての街並みを思い出せず、道に迷うことさえしばしばです。家族や自宅だけでなく記憶さえも容赦なく奪われていく中、故郷を離れる住民は後を絶ちません。そんな中、出会ったのが、津波で失われた街並みを模型で復元し、そこに地元の方々と一緒に思い出を刻んでいく学生達の取り組みでした。模型を前に目を輝かせながら思い出を語る人々。よみがえった懐かしい日々が震災後を生きる支えとなることを願ってやみません。
NHK盛岡放送局 堀川 篤志