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放送文化基金賞の応募方法がWeb申請に変わりました。 |
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第39回 放送文化基金賞 受賞のことば(贈呈式から) |
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位相調光制御対応LED駆動装置開発グループ |
昨今の放送技術の世界では、デジタルの技術が一般的になっていますが、今回の開発においては、LEDの装置の中にふんだんにアナログの技術を使っています。これからもデジタルという技術の中でアナログの技術は生き続けるのだと思っています。引き続き精進して参ります。今回の開発にかかわってくださった関係者のみなさまにもこの場を借りて御礼申し上げます。 |
日本テレビ放送網 小寺 勝馬 |
SDカードスクランブラー開発グループ |
今回の開発は、技術部門と報道部門がそれぞれの持つ知識とアイディアを寄せ合って実現させました。例えばこのケース、金型から起こすと高くて予算内に収まらず、悩んでいたところ、報道局のメンバーが、「削っちゃえばいいんじゃないの」と発言。これが『目から鱗』で、樹脂の塊からケースを削り出すという工法にたどり着きました。フレキシブルケーブルの耐久性を試すため、1000回に及ぶ折り曲げテストを行い、ケーブルより先に私の爪が剥がれてしまうという、正に血の滲む努力を積み重ねて完成させました。これからも放送の現場に携わるみなさんが必要とするものを形にしていきたいと思います。 |
フジテレビジョン 西川 寛 |
ツインズカム開発グループ |
まず、こんなカメラを作りたいという私の無謀な提案を受け入れてくれた上司に感謝します。その1年後、なんとか映像が出せるようになり、オリンピックの関係者に見せたところ、是非これを使いたいと言われた時は本当に嬉しかったです。オリンピック本番まで様々な苦労がありましたが、NHKの技術研究所からのアドバイス、積極的に番組に使ってくれた演出陣、アナウンスコメントの「NHKの開発したカメラで撮影しております」というさりげないPRなど、NHKみんなの力で作り上げてオリンピックまで持って行くことができたと思います。これをゴールとせずに、チャレンジしていきたいと思います。 |
NHK 沢田 智 |
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