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| 放送文化基金賞の応募方法がWeb申請に変わりました。 |
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| 第39回 放送文化基金賞 受賞のことば（贈呈式から） |
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| 【本賞】 |
ＮＨＫスペシャル メルトダウン File.3 原子炉“冷却”の死角（ＮＨＫ） |
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受賞を大変光栄に思うと同時に、なぜこういう事故を事前に指摘できなかったのか、非常に強い後悔の念が制作陣一同ずっと続いております。３月１１日以前から、原子力に対する報道に携わっていた記者、ディレクター陣がこのメルトダウンシリーズの制作に関わっているのですが、福島第一原発があれだけ津波に対して弱い、シビアアクシデントに対して弱いことを恥ずかしながら指摘できなった。チェルノブイリ、福島に続く原発事故が二度と起きないように、あの事故で明らかになった原発の弱点、またその悲惨さを伝えながら、これからも取材を続けていきたいと思っております。まだまだ明らかになっていない事故の真相やデータがたくさんあります。我々はそれを明らかにするために、できる限りこの検証番組のシリーズを続けていきたいと思っております。
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ＮＨＫ 鈴木 章雄（ディレクター）
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| 【優秀賞】 |
ＮＨＫスペシャル 黒い雨 〜活かされなかった被爆者調査〜
（ＮＨＫ広島放送局）
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ＮＨＫでは毎年８月６日に広島、長崎をテーマにＮＨＫスペシャルを制作しています。私が広島で番組を制作している間に、広島の意味を変える大きな出来事がありました。言うまでもなく、東日本大震災と福島第一原発の事故です。それまでは広島のテーマは過去の話に見られがちでしたけれども、原発事故の後では、不幸なことに現代のテーマになってしまいました。我々、被爆地の制作者は、常に今の時代から広島を見つめて、今の時代にどんなメッセージを発することができるのかを考えながら制作にあたっていかなればならないと改めて感じている次第です。最後に取材に協力していただいた被爆者のみなさん、それから執念で研究を続けていらっしゃる広島の科学者のみなさんに、改めてお礼を申し上げたいと思います。 |
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ＮＨＫ広島放送局 松木 秀文（ディレクター）
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| 【番組賞】 |
ＮＨＫスペシャル シリーズ東日本大震災 追跡 復興予算１９兆円
（ＮＨＫ仙台放送局 ＮＨＫ盛岡放送局） |
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私も戸田記者も震災直後から被災地取材を続けてきたのですが、今回の番組はそうした日々の取材の中で得た被災者の方々の声や疑問をきっかけにして生まれました。本格的な復興予算が成立して半年近くになるのに一体どこに使われているのだろうか、そういう声をいろんなところで聞きました。５万ページに渡る資料をひとつひとつ検証する作業は、戸田記者が中心になって進めてくれました。検証過程の作業には本当に大変なことがあったのですが、最後まで心が折れずに作業を続けて放送までこぎつけることができたのは、被災した方々の声が我々の背中を押してくれていたからのような気がします。これからも期待を裏切らないようにしっかりした仕事をしていかなければならないと身を引き締めております。 |
ＮＨＫ仙台放送局 小林 竜夫（ディレクター） |
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| 【番組賞】 |
ＥＴＶ特集 原田正純 水俣 未来への遺産
（ＮＨＫ福岡放送局 ＮＨＫ熊本放送局）
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この番組の主人公で去年６月に亡くなられました原田正純先生、取材させていただいた水俣病の患者さんたち、作家の石牟礼道子さん、家族の関係者の皆さまに心よりお礼申し上げたいと思います。原田先生はちょうど１年前に、水俣病の問題がまだまだ残されている中で無念の思いを残して他界されました。原田先生は、現代のさまざまな不条理と戦いながら、水俣病を未来への遺産にしたいという信念を亡くなる最後の瞬間まで貫き通されました。その生き方は、今を生きる私たちにとっての励ましでもあり、そして希望でもあると思います。この賞を原田先生に捧げ、その意思を心に刻みたいと思います。 |
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ＮＨＫプラネット九州支社 吉崎 健（エグゼクティブ・ディレクター）
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| 【番組賞】 |
ＮＨＫスペシャル 世界初撮影！深海の超巨大イカ（ＮＨＫ） |
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私と佐々木は、４年前からプロジェクトに取り組んできました。ダイオウイカがどこに住んでいるのか、何を食べているのか全くわからない謎の存在だったので、制作スタッフは、ダイオウイカの気持ちになって探るところから始め、日が昇る前から小さな漁船に乗りこんで、深海にカメラを下ろすことを毎日毎日、愚直に繰り返しました。そういう中から少しずつわかってきて、今回小さな積み重ねが大きな成果に繋がりました。「ダイオウイカが撮れなかったら家を売るんだよな」と声をかけられない日がない、そういったふうに過ごしてきたので、こんな日を迎えられたことが夢のようです。一から積み重ねてきた苦労が報われた思いです。 |
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ＮＨＫエンタープライズ 岩崎 弘倫（制作統括）
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