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第37回 放送文化基金賞 受賞のことば(贈呈式から)
【番組部門】●個別分野  
【演技賞】藤原 竜也 「遺恨あり」(テレビ朝日)の演技
 尊敬している寺島しのぶさんと同じ賞を頂けて非常に嬉しいです。僕自身この作品で、生きるとは何か、人を殺めるとは何か、多くのことを考えさせられました。この年齢で、この作品に出会えたことを心から幸せに思っています。慣れない京都での撮影で、北大路欣也さんに色々と気を使って頂き、欣也さんの存在があったからこそ、この賞が頂けたのだと思います。優れた作品に出会うのはなかなか難しいことですが、よりよい作品に出会えるよう、この賞をきっかけに頑張っていきたいと思います。

【演技賞】寺島 しのぶ 「TAROの塔」(NHK)の演技
 テレビのお芝居に評価を頂いたのが初めてで、テレビが恐怖症だった私にとって大きな喜びです。小さい時から岡本かの子さんという女性の生き方にシンパシーを感じていて、このお話が来たときはすごく嬉しかったです。監督をはじめ、全員で、ワンシーンずつ、考えて考えて、芸術作品を作るように情熱を込めて作りました。色んなものがやれる器用な役者ではありませんが、自分にしか出来ないものに情熱を注ぎ、一つ一つ皆さんの心に残るような作品を作っていきたいです。

【演出賞】大友 啓史 「龍馬伝」(NHK)の演出
 龍馬という何者でもない一人の男が、脱藩し、日本を変えるベースを作っていく奇跡のストーリーに取り組む時に、僕たち自身が変わらなきゃいけないんだという、いま考えると不思議な脅迫観念に取りつかれていました。まるでチキンレースのように、妥協なく挑戦し続ける現場でした。頭で考えるのではなく、赤っ恥も駄目さも含めて、曝け出していける現場をどう作っていけるか、それに格闘した一年だったと思います。

【制作賞】伊集院 要 「ばっちゃん引退」(NHK広島放送局)の制作
 番組制作会社、フリーを経て、2年半前に腰を据えた番組をやりたいなとNHKに入局し、その時に、お腹がすいて万引きをしているという子どもたちにご飯を食べさせることで犯罪から守っているばっちゃんと出会いました。ばっちゃんの所に来ていた子どもたちと向き合い、悩み続けた僕にとって、この賞は、“悩んだ賞”だと思っています。子どもたちもすごく喜んでくれて、校長室に、「オレ、ホウソウブンカキキンショウとったんだぞ」って言いに行ったそうです。

【制作賞】渡辺 英彦 「ラジオドキュメンタリー 故郷の空に」(青森放送)の制作
 まず、大先輩の須藤喜夫さんが、非常に良い構成をして下さったお蔭で素晴らしい番組になったと思っています。また、何よりも、津軽三味線の名人である竹山さんに魅力があったこと、そして、お孫さんの哲子さんが、竹山さんの人となりについての貴重な証言をして下さったことも番組の大きな縦軸となりました。有難うございます。