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第37回 放送文化基金賞 受賞のことば(贈呈式から)
【番組部門】●テレビドラマ番組  
【本賞】ドラマスペシャル 遺恨あり 明治十三年最後の仇討 (テレビ朝日)
 3年ほど前に映画のお話を頂き、原作小説を探しに行った大きな本屋さんの隅っこの、吉村昭先生のコーナーでふと足が止まり、その中でも一番装丁が地味な「敵討」という短編集を偶然手に取ったことが幸運でした。映画のプロジェクトはその後中止になりましたが、テレビ朝日のドラマスタッフに拾って頂いて形に出来ました。出演陣はもちろん、東映京都撮影所のスタッフが素晴らしく、40人、50人が一つの生き物のように機能する、ああいうチームと仕事をしたのは初めてです。心より感謝の言葉を贈りたいと思います。
源 孝志(監督・脚本)

【優秀賞】大河ドラマ 龍馬伝(NHK)
 平成の政権交代で世の中が変わるのではと皆が密かな期待を抱いていた時に、坂本龍馬という革命児を選んだこと。芸能生活20年を迎えた福山雅治さんが、新たな飛躍を望み、魂のこもった演技を展開してくれたこと。演出の大友啓史という暴れ馬が、存分に蛮勇を奮い、俳優、スタッフがそれに情熱をもって応えたこと。この奇跡的な時と人との出会いが、従来の大河ドラマの枠を越えた、熱の塊のような作品を生んだのだと思います。父・八平を熱演された天国の児玉清さんに、「とりました!」と感謝の念を伝えたいです。
NHK 鈴木 圭(制作統括)

【番組賞】水曜ドラマ Mother (日本テレビ放送網)
 いま、連続テレビドラマは低迷期、氷河期などと言われています。その中で、「Mother」は、我々が見たいもの、作り手が作りたいと思えるドラマを作ろうと始まりました。そんな企画の中で、企画よりも素晴らしい脚本を書いて下さった坂元裕二さん、その脚本よりも更に素晴らしくこのドラマを具現化して下さった水田先輩、皆さんの力でこの番組が出来たと、幸せに思っています。ここで、監督の水田伸生を紹介したいと思います。
日本テレビ放送網 次屋 尚(プロデューサー)
 氷河期と言われているとは知りませんでした。視聴者の方が喜んで下さるドラマが仕上がる時には、いろんな歯車がうまく噛み合うものです。撮りたいなと心の底から思えるシナリオ、キャスティング、放送時期とこちらが願うキャストのスケジュールが合ったこと、芦田愛菜ちゃんのような子役とオーディションで出会えたこと、本当に幸運でした。中学生の息子のクラスでは、「マルモの掟」(フジテレビ)も僕が演出していることになっているそうです。
日本テレビ放送網 水田 伸生(監督)

【番組賞】土曜ドラマ 岡本太郎生誕100年企画 『TAROの塔』(NHK)
 岡本太郎さんは、芸術は心地良くあってはならないと宣言した人です。テレビドラマで心地良くないものを作っていいのか、大変なチャレンジだとプレッシャーを感じました。最近、チャレンジすればするほど数字が悪くなっていき、今回は太郎さんだから大丈夫だろうと思ったら、記録を更新・・・。心が折れそうだった時、賞を頂いて本当に嬉しかったです。また、ご一緒した役者さんにも賞を頂けたのが何より嬉しく思います。寺島さん有難うございます。
NHKエンタープライズ 訓覇 圭(制作統括)