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第35回 放送文化基金賞 受賞のことば
【番組部門】●ラジオ番組  
【本賞】震災被害を乗り越えて IBCラジオスペシャル 「希望のイワナ」
 岩手・宮城内陸地震の被災者の中に、佐藤陸三郎さんの名前を見つけて驚きました。新米アナ時代、親子でイワナの養殖を始めたという話題を取材した事があったからです。ご長男から営業再開の報せを聞き、30年ぶりに訪ねた養魚場でのインタビューでした。
釣りに始まり、職漁師として家計を助け、苦労の末立ち上げた養殖業。60年に渡るイワナ人生を断ち切った地震の恐怖と落胆。やがて夫婦・親子の絆に支えられ、周囲の励ましに再起を決意した陸三郎さんは、修理を終えた水槽に戻ってきたイワナに涙しました・・・。お話の全てに覚えた感動を、放送を通じ伝えなければと思う自分がそこにいました。
番組化にあたりアドバイスを下さった諸先輩・スタッフに感謝しつつ、受賞の喜びを陸三郎さんに伝えたいと思います。
IBC岩手放送 加藤 久智

【優秀賞】(該当なし)
 

【番組賞】サウンドスケープ みなと三景音楽散歩
     ィヨコハマ湾岸ソウルフルワールド
 横浜開港150周年。この記念すべき年に、このような賞をいただき感激しています。番組を担当するに当たり、NHK音響デザインが蓄積してきたアーカイブス音源などを聞き直し、新しい音も探しました。そんな中、これが横浜!と再認識したのが、中華街やコンテナなどの色と異国を感じる匂いでした。横浜を歌った歌と各地で収録した音、色、匂い。この要素を組み合わせて横浜の風景を立体的に浮かび上がらせたいとチャレンジしました。
 ナビゲーターには、今でも横浜に住み、ご自身の経験からくる強い言葉を持っているcrazyken a.k.a.横山剣さんにお願いしました。crazykenさんは私が構成した音と会話をして、私の想像を超える表現をしてくださいました。 最後にこの番組を制作する機会を与え、番組を支えてくださった皆様に感謝します。
NHK 小野寺 茂樹

【番組賞】A列車に乗った男 〜原信夫、半生を語る〜
 年末の紅白歌合戦。母は「この人、富山の人なんよ!」と毎年必ず教えてくれました。富山にもすごい人がいるんだなぁ、と思っていた6歳の私は40歳を過ぎて「テレビで見ていた原信夫さん」の番組を作ることになったのです。
番組を作るにあたって、あの時の「すごい人がいるんだなぁ」を具体的に伝えたいと思いました。戦前・戦中・戦後を全速力で走りながら日本のジャズシーンを築き、引っ張ってきたリーダー。自分にもメンバーにも厳しいけれど、いつもユーモアを忘れない。そんな原さんの58年間は、派手な演出をせずとも輝きを放つストーリーでした。室井滋さんというもう一人の「すごい富山県人」のナレーションのすばらしさも加わり、6歳の私に胸をはれる番組ができたと思っています。
北日本放送 松本 芽久美