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第35回 放送文化基金賞 受賞のことば
【個人・グループ部門】 ●放送技術  
超低遅延放送素材伝送用コーデックおよび内蔵小型FPU開発チーム
(日本テレビ放送網)
超低遅延放送素材伝送用コーデックおよび内蔵小型FPUの開発
 番組のHD化に伴い伝送系の遅延は大きな課題となっておりました。今回開発した製品は、発想の転換から遅延時間がたったの10msecと番組制作者に遅延を感じさせないものとなっているほか、本エンコーダ内蔵の小型FPUは省電力化によりゴルフ中継や他のフィールドにおいても機動性を生かした番組作りが可能となります。これらの製品は今後の番組制作に大きく貢献できるものと考えております。今までご協力いただきました皆様に深く感謝すると同時に、今後も放送文化に寄与できる開発に取り組みたいと思います。
日本テレビ放送網 牧野 鉄雄

高機能マイクロホン開発グループ(NHK)

高機能マイクロホンの開発

 開発したマイクロホンは、これまでにない広い周波数帯域や優れた指向特性を実現すべく、携わった多くの研究者やエンジニアが永年にわたり、一貫して行わせていただいた研究の積み重ねが開花したものでございます。関係各位の御支援に心から感謝いたします。放送の高品質化・多様化の中、音の入口であるマイクロホンは絶えず必要のみならず、性能への要求が一層高まっています。今後も「録音できなかった音」が録れるようになるマイクロホンの開発をめざして、精進する所存でございます。
NHK 小野 一穂

西川 寛(フジテレビジョン)
映像ダイナミックレンジ補正装置「D−Rex」の開発
 明暗の差が大きな被写体の撮影には、これまで随分苦労させられました。それを何とかしたいとの思いからD−Rexの開発はスタートしました。国内外のユーザーの反応から、照明・VEの苦労は万国共通なのだと改めて実感しています。全く新しいアプローチによって映像処理を行うD−Rexには使うたびに新たな発見があり、可能性はまだまだ広がりそうです。このような製品に仕上げることができ、今回の賞を頂くことができたのも、開発にご協力いただいた皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。
フジテレビジョン 西川 寛

ミリ波ハイビジョンワイヤレスカメラ開発グループ(NHK)
高画質・低遅延ミリ波ハイビジョンワイヤレスカメラの開発
 スタジオで用いるハイビジョンカメラから「ケーブルを無くしたい」という思いでワイヤレスカメラの研究を続けてきました。高画質で低遅延かつ途切れないという要求条件から、ミリ波という非常に高い周波数を使用し、さらに複数のアンテナを駆使するシステムにより実現しました。このカメラの開発により、機動性と安全性が大きく向上し、ワイヤレスならではのダイナミックな撮影が可能となりました。今後も普及促進に向けて努力していきたいと思います。

NHK 池田 哲臣