公益財団法人 放送文化基金 トップページ 地図 リンク お問い合わせ
English Site
放送文化基金概要 助成 表彰 制作者フォーラム 放送文化基金報
リニューアルサイトへ
表彰
放送文化基金賞について
  ◇申込方法
  ◇受賞一覧
日本賞への参加
ABU賞への参加
創作ドラマ大賞への参加

放送文化基金賞Web応募システム
(別ウィンドウで開きます)
放送文化基金賞の応募方法がWeb申請に変わりました。

放送文化基金賞データベース
現在改修中のためしばらくの間使用できません。
表彰

第35回 放送文化基金賞 受賞のことば
【番組部門】●テレビドラマ番組  
【本賞】フジテレビ開局50周年記念ドラマ 風のガーデン
 受賞の知らせを受け、また緒形拳さんに掌を合わせました。おかげさまで「風のガーデン」は多方面の方々からお褒めをいただくことが多く、その都度在りし日の緒形さんの現場での姿を思い出すのです。倉本聰先生から脚本をいただく度、幾度涙したか覚えがないほどです。撮影に臨み中井貴一さんの鬼気迫る演技に、幾度も涙しました。宮本ディレクター、キャスト・スタッフが素晴らしい集中力を発揮し見事なテレビドラマに仕上げてくれ、放送でまた泣きました。過去にこんなに涙した経験はありませんが、また一つお褒めをいただきましたよ、と緒形さんに笑顔で報告をしたいと思います。ありがとうございました。
フジクリエイティブコーポレーション 中村 敏夫

【優秀賞】広島発 特集ドラマ 帽子
 地方の小さな試みを評価していただけたことに、心から感謝いたします。
広島の放送局が制作するドラマとして、原爆が残した深い傷からの「再生」が今も続いていることをメッセージとして織り込みたいと考えました。戦争を過去の話としてではなく、現代の視点から描いた物語は意外と多くありません。だからこそこのドラマを見応えのある「現代劇」にすることがとても大事だと思い、スタッフ・キャストは一丸となりました。
緊迫した筆で書かれた池端脚本を形にしていく現場は刺激的でした。主演の緒形拳さんはじめ、玉山鉄二さん、田中裕子さんほか、素晴らしいキャストを得て、広島県呉市で合宿のように撮り進めた1か月。地方からのメッセージを、これからも発信し続けていきたいと思います。
NHKプラネット 黒崎 博

【番組賞】特集ドラマ お買い物
 この小さな作品が賞を頂けるとは夢にも思いませんでした。前田司郎氏に執筆して頂いた脚本が完成してから制作に至るまで約1年、放送まで更に半年近く経ちました。良質の脚本と素晴らしいキャスト陣、スタッフ…。それでも、ちゃんと世に出るのだろうかと不安になり、果たしてこの地味〜なドラマを最後まで見てもらえるだろうか、と放送前は胸がザワザワし通しでした。ドラマで扱っている小さなエピソードの数々は、もしかしたらとるに足らないものばかりかもしれません。しかし、そんな中にも実はたくさんのストーリーが潜んでいて、時には宝物のような瞬間に出会うこともある。そんなことを伝えられたらいいなと思い、固有名詞を極力排除することで、見る側の想像を重ねられるような作品を目指しました。放送後、たくさんの反響を頂きました。本当に本当に幸せだと思います。 
NHK 中島 由貴

【番組賞】シリーズ激動の昭和 あの戦争は何だったのか 日米開戦と東条英機
 私事で恐縮ですが、僕自身過去に沖縄戦争を題材に「さとうきび畑の唄」、広島の原爆を題材に「広島・昭和20年8月6日」というドラマを制作しました。二作品とも戦争の不条理さに立場の弱い人々が翻弄されるドラマです。その制作過程のなかで、そんな「戦争」をなぜ始めたのか、その目的は―――そして、あの太平洋戦争とはいったいなんだったのか、という疑問に突き当たりました。次はこのことをテーマにドラマを作ろうと思って数年の歳月が経ちました。 試行錯誤の連続で何度も諦めようと思いました。だからこそ今回の受賞はほんとうに嬉しいです。
TBSテレビ 八木 康夫