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第33回 放送文化基金賞 受賞のことば
【番組部門】●テレビドラマ番組  
【本賞】土曜ドラマ ハゲタカ
 『ハゲタカ』の登板にあたり、最も大切にしたことは「ストレートを投げたい」という欲求です。多彩な変化球を駆使するドラマ界にあって、テーマ、ストーリー、キャスティングなど全ての局面で、敢えてド真ん中に直球を投げてみたかったのです。そんな勝手な球を名誉ある賞に受け止めて頂き、制作者としてこれ以上の感激はありません。本当にありがとうございました。
NHK 訓覇 圭
 受賞の報を受けて真っ先に思い浮かんだのは、何度も何度も議論を重ね、修正を重ねた「脚本作り」のプロセスです。「失われた10年」という獏としたテーマ、先の見えない不安と戦いながら、映像としての着地点を模索し続けました。撮影手法も含め、一歩間違えば無謀ともいえるチャレンジを乗り越えられたのは、間違いなくスタッフ・キャスト全員の力だったと思っています。
NHK 大友 啓史

【優秀賞】水曜ドラマ ハケンの品格
 テレビドラマは毎週の放送が命で、良くも悪くも放送されてしまえばそこでその使命のほとんどを終えてしまう・・・。
 だから「一期一会」・・・たまたまそのドラマを見てくれたお客さんの心に何を残せるのかが勝負。
 そう思って作っているので、このような立派な賞を頂くのは驚きもし、面映くもあり。
  ただ、ドラマに込められた私たち・・・脚本家・キャスト・スタッフのエネルギーや想いを評価してくださったのであるならば、それはとても嬉しいことです。ありがとうございました。
日本テレビ 櫨山 裕子

【番組賞】ドラマW チルドレン
 昨年の「対岸の彼女」に続き2年連続で受賞することができ大変光栄に思います。原作は、若い世代を中心に圧倒的な支持を得ている伊坂幸太郎さんの「チルドレン」です。伊坂さんの小説は全体的にクール。COOLな世界の中にHOTがあって、ユーモアとサスペンスに富んでいる魅力的な作品です。そんな個性溢れる独特の世界をリアルに表現するため、伊坂さんと直接お会いして方向性を確認してから取り組みました。
 家裁調査官という一見地味な仕事をしている男が、子供たちに騙されて悩み、葛藤しながらも“キラキラと輝いてみえる”そんな作品に仕上がっていると思います。
 家裁調査官役の坂口憲二さんと大森南朋さんの絶妙なコンビネーションは最高でした。
WOWOW 青木 泰憲

【番組賞】土曜ドラマ 魂萌え!
 桐野夏生さんのこの原作は、誤解を恐れずに言えば、珍しく「グロデスク」ではないストーリーといわれています。しかし、根底に流れる人間関係の「ヒリヒリ」感は桐野作品そのものです。この「ヒリヒリ」という言葉が制作・演出のキーワードとなりました。妻と愛人の息をのむ静かなバトル、仲がよさそうなかつての同級生同士の毒を秘めた会話、家族同士なのにまず自分を優先にしてしまう親子。言葉の裏に隠れたホンネをどう表現するか。日本のどこにでもいる一人の主婦のどこにでもある物語が、「ドラマ」として評価していただいたことをとても感謝しています。円熟したお芝居を闘わせた出演者、原作を見事に昇華させた脚本、隠れた内面を表現した音楽、すべての力が結集して得られた受賞です。ありがとうございました。
NHKエンタープライズ 岩谷 可奈子