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第32回 放送文化基金賞 受賞のことば
【番組部門】ラジオ番組  
【優秀賞】1949年のボレロ
     〜金沢アメリカ文化センター小史・占領と交流の日々〜総集編
 今回の受賞に際しまして、出演された方から色々な方から手紙をいただいております。その中の一つをご紹介します。70代の日本人女性で、アメリカ文化センターの館長のご夫人です。大変達筆です。「今回の番組を聴いて、薄れゆく記憶が徐々に蘇り、嬉しゅうございます。そして、なおかつこの番組によってアメリカ文化センターと、その前身の占領軍図書館が、歴史の一ページとして永遠に残ることを大変光栄に思います。今後ともこのような心にのこる、人を感動させる番組を作ってください。」この言葉を私どもの感激の言葉としてかえさせていただきます。
えふえむ・エヌ・ワン 梅岡和也

【優秀賞】土曜ジャーナル シンガーソングライター松本哲也
     〜大切なあなたへ捧ぐ歌〜
 こういう場にふさわしくないとは思いますが、番組のきっかけを話します。実はそのきっかけというのは、2年前、私の母が亡くなったことです。時を同じくして松本哲也さん、お母様を亡くしていらっしゃいました。それでも前向きに歩んでいらっしゃるということで、お話しを伺いに行きました。歌を聴かせていただいた時に、まっすぐ前を見つめて歌う瞳が澄んでいて、逃げていないなと思いました。松本さんにどうしてもぶつけてみたい質問がありました。「松本さん、愛している母を亡くして、真っ暗闇の中で、どうやって立ちあがったらいいんでしょうか。」 松本さんは、「それは高井君、恩返しじゃないかな、今まで愛情をたくさんもらったお母さん、そして周りのみなさんに返していくこと、そのエネルギーが自分を立ち直らせてくれるんじゃないかな。僕はそれを音楽でやっているよ。」と答えてくれました。自分のことに置き換えてみますと、放送の現場で、たくさんの人に出会い、いろんな言葉をいただき、それを伝えていく、それが私の原動力だと思います。この素敵な賞をいただき、スタッフのみなさん、松本哲也さん、そして恐縮ながら、自分の母にも感謝の言葉を贈らせていただきたいと思います。
NHK盛岡放送局 高井正智

【番組賞】ガクランを着た乙女達
 この番組は、たくさんの乙女達の協力によりできました。応援団長の中村香奈さんは、15歳の乙女です。番組の音楽を作曲してくれたのも、岡めぐみさんという15歳の乙女です。そして、応援団のOGのたくさんの乙女達の協力によって、この番組は出来上がりました。この壇上を借りて、その乙女達にも心からお礼申し上げたいと思います。
RKBミューズ 津川洋二

【番組賞】ザ・ライン 〜僕たちの境界線〜
 この番組に関しては、民族問題もありましたし、スタッフと最後の最後まで議論を続けながら作りました。申し上げたいことは三つあります。一つは、昨年、韓流ブームがたいへんな勢いで起こりましたが、一方で、小泉政権が、国連の常任理事国入りを表明した途端、アジアでたいへんな暴動騒ぎが起きました。そのギャップは何かということを考えるため、在日(韓国・朝鮮人)の方々に尋ねて求めていったところにあったのが、ライン・境界線であるということです。二つ目は、様々な在日の方にお話を伺いました。シネカノンという映画配給会社にお勤めの王さんからは、子どもの頃、韓国のおばあちゃんに背中をさすってもらい、そのさすり合いこそが、日本と韓国の架け橋になるのではないか、という言葉をいただきました。三つ目は、音楽家の沢知恵さんという日韓ハーフの方が、日本人として初めて韓国で歌うことを許され、「ふるさと」を歌ったときに、半島に住んでいらっしゃる高齢の方々が、日本語で一緒に歌ってくれた、ということです。
この番組を電波にのせられたこと、このような賞をいただいたことはとても私どもの励みになりました。
エフエム東京 延江浩