公益財団法人放送文化基金　｜制作者フォーラム

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　制作者フォーラムは、平成8年以降、ＮＨＫと民放、あるいは民放の系列といった組織の枠を越えて、制作者が交流する場として、全国４つのブロック（「北海道、東北」「北陸・長野、新潟」「中国、四国」「九州、沖縄」）で“制作者フォーラム”を開催してきました。この間に培った制作者のネットワークを活かし、4地区の制作者が初めて一堂に会し、「制作者フォーラムinとうきょう」を開催しました。当日は、全国からの民放・ＮＨＫの若手制作者50名を含め、放送関係者、研究者、学生など150名が参加しました。

フォーラム報告（HBFNEWS 7号より）	村木　良彦氏（アドバイザー）
	藤岡　伸一郎氏（コーディネータ）

○日　時	平成16年12月4日（土）　午後１時～５時
○会　場	千代田放送会館　２階ホール　（東京都千代田区紀尾井町１－１）

【第１部】ミニ番組コンテスト　＜午後1時～２時５０分＞

　4地区で選出された計12作品の中から最優秀賞1本、優秀賞2本の他、会場投票数による特別賞２本を表彰しました。

ミニ番組コンテスト入賞作品

（敬称略）

賞名	受賞作品	制作者名	放送局
最優秀賞	関門を渡る影	安倍　靖	九州朝日放送
優秀賞	証！那覇空港小象失踪事件	実近　良雄	琉球朝日放送
優秀賞	先輩はイラクへ　新人女性自衛官密着	阿久津友紀	北海道テレビ放送

特別賞	Tears in Heaven～音楽の力～	中村　光子	信越放送
特別賞	関門を渡る影	安倍　靖	九州朝日放送

※会場投票総数218票（1人2票）

◆受賞の言葉◆

九州朝日放送　　安倍　靖

思いがけぬ受賞に驚き、評価下さった審査員の方々や、負担をかけた同僚に感謝の気持ちで一杯です。取材相手が野鳥なだけに、締め切りまでに画が揃うか心配しましたが、放送日直前に劇的なシーンに恵まれ、なんとか形にできました。今日もどこかの空を舞う、ヒヨドリとハヤブサにエールを送りたい・・・

審査委員長	澤田　隆治氏	（東阪企画会長）
審査委員	木村　成忠氏	（東北放送東京支社長）
	黒崎　政男氏	（東京女子大学文理学部哲学科教授）
	河野　尚行氏	（成城大学文芸学部講師）
	五代　利矢子氏	（評論家）
	鶴橋　康夫氏	（テレビドラマディレクター）
	福居　正治氏	（フリーカメラマン）


▲ミニ番組審査員	▲ミニ番組コンテスト

【第２部】フォーラム『「地域と放送」新たなつながりを求めて』　＜午後3時10分～5時＞

パネリスト	土肥　尚彦氏（北日本放送ディレクター）
	右田　千代氏（NHKディレクター）
	村上　雅通氏（熊本放送ディレクター）
	白石　公子氏（詩人）
コーディネーター	藤岡伸一郎氏（関西大学教授）

●制作者はいま、地域とどう向き合っているのか。
●放送は市民のものとなっているか。
●地域と放送、新たな「つながり」を目指して

　10月に開かれた4地区の制作者フォーラムからの報告を交えて、本格的なデジタル放送時代を迎え、制作者は地域とどう向き合っていくのか、幅広い議論が行われました。地域で起きている視聴者の「地殻変動」に放送が積極的に対応していくことや地上デジタル放送では地域の視聴者により近づけるソフトを考えていくことの必要性が指摘されるとともに、制作者は志を高く持って良い番組を作り続けることが最も大切である等の意見が出されました。


▲フォーラム風景	▲4地区からの報告

今年度開催地	幹事社
○北日本制作者フォーラム（北海道・東北地域）　１６．１０．１５（金）～１６（土）	札幌市／北海道テレビ
○北信越制作者フォーラム（北陸・長野、新潟）　１６．１０．３０（土）～３１（日）	福井市／福井テレビ
○中四国制作者フォーラム（中国・四国地域）　１６．１０．　２（土）～３（日）	高知市／高知放送
○九州放送映像祭＆制作者フォーラム（九州・沖縄地域）　１６．１０．２３（土）	福岡市／RKB毎日放送・九州朝日放送・TVQ九州放送

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