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理事長 塩野 宏 |
放送文化基金は、来年、創立40周年を迎えます。私自身、その昔、「放送法制度の研究」で基金の助成第1号を受けたひとりでありました。当基金は公益財団法人として2年前に新たなスタートを切り、その際理事長職を仰せつかりました。法人制度の改正や内外の厳しい環境の下ではありますが、引続き、助成、表彰、人材育成の3つの事業を更に充実していくべく努力を重ねたいと存じます。放送界は、完全デジタル化による放送・通信の連携、融合の時代に入り、加えて東日本大震災の悲惨な経験から、放送の役割、番組の質が改めて問われています。そうした中で、これまで積み重ねてきた基金の存在、活動そのものが、広く放送文化の発展・向上に寄与すると強く思います。放送文化基金への一層のご支援、ご指導をお願い申しあげます。
(平成25年6月24日)
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