『小さな町の大きな挑戦 〜ダイオキシンと向き合った川辺町の6年〜』
(南日本放送/鹿児島) |
ディレクター 山縣
由美子 氏(南日本放送 報道部キャスター) |
<ストーリー>
ダイオキシンを含む焼却灰を谷に捨て続けてきた鹿児島県川辺町。行政と住民が対立する地域が多い中で情報公開をした川辺町は、ダイオキシンを無害化する新技術の開発に取り組む。町の環境対策に乗り出した就任間もない保険・衛生課長の奮闘を追いながら、実験を繰り返し、試行錯誤をしながらも住民を含む大勢の協力のもとに、成功に至るまでを描いた。 |
<山縣氏 談>
「アナウンサーをしていた頃、5分ほどのコーナー番組を作ったことはあったが、一人で50分もの番組を作るのは初めての経験だった。環境問題を多く取材してきたが、そのほとんどは対立構造に終始し、私自身疲れを感じはじめていた頃に川辺町の課長に出会った。6年ほど前、鹿児島県内の全市町村の環境対策を知ろうと電話帳めくりから始めた取材がきっかけとなり、この町の姿勢とその行方をカメラで追いたいと申し出た。取材は偶然も重なり、感動の連続だったが、暗い事件の多い世の中で、元気の出る番組にしたいと、いつも心がけていた」 |
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